短編小説は長編小説の一部分に非ず ~ジャンはそういう意味で言ってませんが~
このところ、エッセイばかりでごまかしての私ですが、ふと短編小説について考えていたところ、思い出したシーンが。
本当に漠然とした記憶ですが、「鉄鍋のジャン! R」(題名違っているかもしれません)にて、「1000円のフカヒレ料理」という課題に主人公と三人のライバルが挑むというネタがあったのです。四人とも器にレンゲを使うのは共通してましたが、ライバルたちの料理を主人公は一刀両断します。
「何杯も食わせたらそれは大皿料理から小分けしただけのもんだ。レンゲ一杯で出すんならそれだけで満足させなきゃ意味ないんだよ!」(超意訳)。
つまり短編は長編の部分じゃなくて、それだけで完結していないといけないわけですが、この“完結”って定義がどうもわからなくて……しっかり起承転結がなっていてなおかつ面白くないとだし、いやぁ、難しいですねぇ。