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6月20日 排卵日。

 お昼過ぎに起きて、少し腹部に違和感が。

 急いで検査。


 もういつ排卵してもおかしくないそうで、そのまま診察台へ。

 採卵するらしい。




 ラウラには鍵で眠って貰い、採卵へ。

 それ以外にもバイタル、副作用の確認、治療へ。




 シバッカルに終わった頃に起こして貰うと、股は閉じられベッドに居た。

 卵巣刺激症候群が出たらしく、胸焼けもコレのせい、腹水も溜まってるらしい。


《副作用出たねぇ》

「何の知識も入れて無いのにな」


《帰って休もうね》

「おう」


 帰ってからはスクナさんとお昼寝。

 採卵が簡単だったのも、きっとスクナさんのお陰かも知れない。




 こんな事が有っても、桜木さんにはご公務が有る。

 夕方には起きたので、バイタルチェック。

 続いて腹水も、もう吸収され水分摂取も問題無し。


『休んで欲しいけど』

「大丈夫、思ったより楽だし、ありがとうねスクナさん」


 そして浮島の温泉にゆっくり入って貰い、軽食を食べて貰ってから、大使館へ。




 生憎の曇り。

 濃いロイヤルブルーのシフォンとサテンのシャツドレス、小物は全て白。

 濃い色って派手、しかもシャツワンピだから体型がハッキリしちゃうし。


 ここ数日、痩せ過ぎで心配されるのよね。

 実際にも皆さんムッチリだし、ワシレベルは観客にもほぼ居ないし。

 マジで頑張らないとな。


「じゃあ、行きましょうか」

「今日はショナか、宜しく」


「はい」




 桜木さんは程々に賭け、買ったり負けたり。


 そして最終レース、全賭けで大穴を当てしまった。

 もう皆さんで胴上げせんばかりに祝福しているのだが、桜木さんはドン引き。

 もうどう消費したら良いか悩んでいるらしい。


 しかも、このレースは桜木さんが授与式を担う。

 本人は目立ちたく無いのに、運命が桜木さんを目立たせる。




 もう、不正を疑われないか、どう消費するかで頭がいっぱいで。

 授与式は良く覚えて無い。


 そしてどう帰ったかも。


「もう、終わったのか」

「桜木さん、大丈夫ですか?」


「アカン、どうしましょうか」

「同額、宝くじを発行しましょうか?」


「うん」

「でしたら、先ずは馬主になられては?」


「うん」

「合わせて賞も開催しますが」


「うん」

「キャンピングカー、どうしましょうか」


「あぁ、エミールに買うか」

「国内用はどうしますか」


「買う」

「イスタンブールにも」


「買う」

「ではイギリスに家も」


「買う」


 ホイホイ返事をしても、金額の先頭が揺らがない。




 桜木さんの収入が凄いので中々減らないのに、今回の収入で、今の返事でも不安は無し。


 月下美人は増産決定、マティアスさんとの合作の絵本、絵本の挿絵の塗り絵。

 工芸茶も販売が決まり、初回予約分は既に完売。


 他にも有るけれど、明細を見せたら本当に失神するかも知れない。


《お疲れ様ー》

「マティアス、とんでもない事に」


《来年のアスコットのツアー完売だってね、おめでとう》

「ありがとう」


《ちょっと落ち着こうね》

「おう」


 今日は、マティアスさんにお願いした方が良いかも知れない。

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