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6月3日 六曜は気にしないらしい。

 全く体調は良くならず、薬を飲んでボーッとしながら着付けられ、撮影。


 で、そのままお食事会って。




 サクラちゃん、目を見開いて。

 覚醒したみたいな感じ、そりゃビックリだよね。


「こ、コレは」

『顔合わせ、お食事会だよ』


 向こうのご両親は歓迎ムード。

 サクラちゃんは緊張してる、本当なら向こうが緊張すべきなのに。

 面白いなぁ。




 コレ、嵌められた。

 ショナに高級ホテルの中庭へ連れ出して貰ったが、雰囲気が。


「受け取って貰えないでしょうか」


 指輪パッカーン。


「明らかに大きいが」

「紫苑さんのサイズの婚約指輪です。楠さんは増量中なので、追々でと」


「マジで良いの?妊娠しなかったらアレが何回もだぞ?」

「そこは大丈夫です、両親も歓迎してますので」


「凄い、偽りの人生になるんだが」

「構いません、僕と楠さんと家族の為なので」


「君の母ちゃん、勘が良さそうだぞ」

「神々の力をお借りします」


「そんなに?」

「はい」


「なんで」

「どうしたって好きなので」


「コレは、付けるべき?」

「受け取って貰えるんですか?」


「まぁ、最初から結婚ありきだし」

「はぁ、良かった」


「震えとるのは」

「待って欲しいとかじゃ無くて、断られたらと、ずっと思ってて」


「それは無い。ワシは最初から覚悟してたんだが」

「最近、ずっと不安だったんです。体調が良くないのに、こう、流れを作ってしまったので」


「会食って言われたら全力で後退るだろうしな、仕方無いべ」

「そこは許してくれるんですね」


「成功してるんだもの」

「本当に良いんですか?」


「余所見してくれないんだろ」

「させられたら桜花で自刃します」


「強烈。しないわい」

「それはちゃんと約束して下さいね」


「おう、約束」

「はい」




 何で不安だったんだろうと思う位に、凄く幸せ。

 断られ無かった、寧ろ最初からって。

 揺らがないで居てくれた。


 何で不安だったんだろう、凄く嬉しい、凄く幸せ。




 ショナの破顔が凄い。


 しかもご両親、気配を察して結納品を持って来させて。

 何、準備の良さ、本当にご両親は従者科出身じゃ無いんだよな?


「ショナ、君の職場関連では」

「無いんですよ、本当」


 そのまま着付け直されて、お兄さん達まで登場。


「コレは、唖然」

「ですよね、両親の提案と合致してしまい、こうなりました」


「なんでそん、あぁ、そうか」

「ですね、人数が人数なので」


 しかも写真は2種類、追々、性別を変えて撮るらしい。

 全ては子供の為だと。


「あぁ、うん」

「諦めてません?」


「ううん、解した」


 そしてお祝いにと吹雪ちゃん、小雪さんまで。


「もう来ないよな?」

「柏木さんはダメですか?」


「いや、呼ぶべきだな」


 そして神前式へ。


 流石に、パニックよ。




 式を無事に終え、桜木さんは再びお着替え。

 柊蝶に流水紋の色留袖。


 その格好のまま、ジュラさんの結婚式へ。


 桜木さんが、泣いた。




 何か、感極まってしまった。

 本当に最後の参列だけだけど、泣いてしまった。


 そして軽く挨拶し、ショナと浮島へ。


「お疲れ様でした」

「はぁ、もう、アカン、疲れた」


「取り敢えずは帯を緩めましょう」

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