5月13日 流石に坂道では後退りとかしない。★
神々にしてみたら、ワシにとってショナが他人では無い判定だとは思わないじゃんよ。
気を取り直し、浮島から一軒家に向かい蜜仍君と朝食を食べてから、買い物へ。
パソコンテーブルから椅子やクッションを買い揃え、次はコンビニ巡りをしながら、お菓子の買い出し。
遠野の一軒家へ帰宅後、テーブルを仮設置。
桜木さんは大画面の魅力に抗えなかったらしい。
そして次には魔道具を、泉に投げた。
「ふぅ」
「桜木さん、嫌だからってそんな乱暴な」
「嫌とかとは違うねん。アレよ、溺れる怖さよ」
「あぁ、すみません。もっと、自制心を鍛えます」
「どう鍛えるん?」
「どうしましょうか?」
2人で先生にご相談。
飽きるまですれば良いのではと。
「先生、答えが位置ズレ起こしとるが」
《我慢は体に毒だって知りませんか?》
「いや、言葉は知ってるが」
《止めるメリットが全く無ければ、自制心も生まれないかと》
「飽きるだのマンネリだの」
《毎日同じ相手で、お互いに向上心が一切無ければ心配しても良いでしょうけど。連日は禁じてますから大丈夫かと》
「ぅうん」
《ご心配ならお相手の数を増やすべきかと、祥那君の我慢する理由にはなりますし》
「うぅん」
《もしご心配なら、紫苑さんで過ごされてはどうでしょうか》
「あぁ、うん、はい」
「あの、抑制魔法を試してみたいんですが」
「反動、どうなるか分からんよ?」
《そうですね、実験してみますか》
「はい」
いやね、周りがね、一方的に言う事を聞くだけじゃないのは良いのよ。
でも、ワシの意見の無視の仕方よ。
《なんじゃ、機嫌が悪いのぅ》
「ワシの意見無視するんじゃもん」
『お前なら実験に賛成していただろう』
「まぁ」
どうしたもんかと中庭で一服していると、目端に人影。
『やっほー、お届け物だよ』
「なっ、ベリサマ」
『来ちゃった☆』
「いや、うん、理由は分かるんだが」
『大丈夫よ、ほら、改良品。ココを回せば石が変わるから』
「あぁ、うん、ありがとうございます」
『ふふふ、それと、忠告しに来たのよ』
「あ、はい」
『ハナの自制心って意外と鋼だから、ウブちゃんに同じは難しいだろうって。だから、それも分かった上で優しくしてあげてねって、女神達がね、ふふふ』
「あぁ、お騒がせしてすみません」
『あ、お代わり欲しいな。はい、前の箱』
「では、レモンセットで」
『あぁ、もうヨダレが。ふふ、じゃあね』
「うっす」
もう、私生活のコントロールで手一杯やんな。
ハナとショナとエナとコンスタンティンと。
昼食を食べ、昼寝をして、そして北海道の一軒家へ。
『コレなら、不安にならないかも知れない』
何も根拠は無いけれど、不意に、そう思って言ってしまった。
「あぁ、白雨も人間ダメか。もう1ヶ所、候補が有るでよ」
次には暖かい南の島。
前にハナが言っていた様に、トラウマが有るのか、さっきの様に良いとも思えない。
『寂しい気がする』
「そうか、孤島は周りが海だものな」
『それでも、寂しいとは思わなかった、読む事にだけ集中出来たから』
「濫読癖、簡易な現実逃避技よな」
『書淫、熟読玩味』
「アカン、最後のがどうしても、ガン見に変換されてまう」
『オモチャあじ』
「あぁ、玩味、吟味」
『吟醸、吟遊詩人』
「しりとりなら負けやぞ」
『確かに』
そうしてミーシャの居住候補にこの暖かい海沿いの家、そして俺の家は北海道の一軒家が候補になった。
「もし、ココかウチか浮島で寝れる様になったら、それこそもう自由にしていいと思うぞ」
『あぁ、そこも相談してみる』
そのままネイハムの家に行き、旅行計画案が申請される事になった。
《鍵は元々持っていましたし、移動が追加されるだけですので大丈夫かと。白雨さんは安全確認が既になされていますし》
「でもだ、不眠やぞ」
《お昼寝はどうでしたか?》
『凄く心地好かった、性欲に関しては刺激されている気配は無い』
《それでも、先ずは長時間の睡眠に慣れる練習として、暫くご一緒してはどうでしょうか》
『それだと、他の者の邪魔をする事になってしまうんだが』
《致す時間を変えて頂けば良いだけかと》
「おふぅ、明るい時間か」
《でも、そうルーネさんをお待たせするワケにも参りませんし、お任せしますよ》
「おう」
そしてエナを遠野の一軒家に戻し、今度は申請の為にショナも連れて省庁へ。
公式にお買い物がしたかったので、白雨やショナと一緒に省庁に向かい、お洒落教官と共に苗木の買い物へ。
今回はクジャクサボテン、ドラゴンフルーツ、そして月下美人。
ドラゴンフルーツは地植えするが、クジャクサボテンと月下美人は鉢植えで、複数の支柱で囲うか、真ん中に1本に纏めるか、それか吊り下げて垂らすか。
コレは保留、ぶっちゃけそこまで考えて無かった。
そして次は鉢、近所のお店を紹介して貰い、店内でご相談。
でも結局はどう飾るかなので、コレも保留に。
そして省庁へ。
本当にすんなりと申請が通ったらしい、同じ場所に留まられるのがそんなに嫌なんだろうか。
そして家へ、お夕飯は全員で。
今日はピザ、ファッティ、全員ファッティだけどコントロールはするらしく普通にサラダとか食ってる。
食後、花をもう咲かせてしまいたいが保留、そして保留にしていたルーネに返信。
明日はベガスの時間で言う、15時に会えないかと言うと、デンマーク時間に既に合わせ始めているので難しいと。
ただ、今からなら会えるとも。
『今日はお試しだから、問題無い』
「いや、やっぱり寝れなかったら連絡くれ、くれなかったら怒る」
『分かった』
そして紫苑になり、ルーネの居るベガスへ。
桜木さんが紫苑さんとして、家を出た。
それから暫くして、家に戻って来た。
「紫苑さん、どうかしたんですか?」
「正式に返事をした、ハーレムに加入する事になった。ほんで、先ずはルールを把握したいって、今は先生と相談中」
「真面目な良い方ですね」
「はぁ、冷静と言うか、普通の時とのギャップが怖いわ」
「でも、蛙化は無さそうですよね」
「なんやろな。本当に、男になる呪いを掛けられてんのかもな」
「それか、守る為の加護かも知れませんよね」
「あぁ、容易いもんなぁ」
「その認識はどうなんでしょう」
「この役職だから、こうなだけかも知れんぞ」
そうして紫苑さんのまま、就寝。




