7月3日 キラキラ金曜日。
遠野の一軒家で爆睡し、起きたら公務。
カナダ自治区の軍楽祭へ。
朝食にローストビーフのヨークシャープティング添えや、フリッパーパイと呼ばれるアザラシの尾ヒレのパイ、ウズラとライチョウのジビエ。
そして野イチゴ達のアイスクリームパフェ、メープルクッキーが何枚も刺さってる。
懐かしいな、スグリの実。
パレードを鑑賞しながら、食べながら偶に手を振り、そうやって生演奏も聞けて。
「コレ、公務で良いの?」
「はい」
《ご主人様、公務でないと私が困ります》
食ってる配信が大人気だったカールラとしては、是非にも公務でと。
辛くは無かったらしいが、解せなかった。
でも、こうして公務となった事で解せたらしい。
トラウマとまでは言わないが、解せなかったのが解せたから、公務でと。
感情論が絶妙に混ぜられて説得された。
まぁ、公務で良いなら良いが。
「それとも、仕事とは、何か苦行をしないと駄目だとでも思ってませんか?」
「裏を返せば、そうか。でもそうか、後代には悪影響かも、か」
「はい。それと、楽だから仕事じゃ無い、は理屈が通じて無い奇異な感想ですので、思考から排除して頂けると助かります」
「苦行は苦行専用の、有るの?」
「滝行するにもしっかりした健康診断が必要ですよ」
「あぁ、それは面談だわ」
辛い事を耐え忍ぶ美徳は、概念としては定着していない。
我慢も、納得の無い我慢は害悪、話し合いと納得の世界。
だから、粘り強い説得も、ココにしてみたら当たり前。
自分には最高だけど、面倒臭がりには凄く面倒な世界なのかも。
桜木さんが納得してくれたのかは不明だが、公園へ移動し、本格的なマーチングバンド演奏の鑑賞。
何処にどう感動したのか、号泣している。
「何処にツボが?」
「全部」
一糸乱れぬ演奏、動き、統率力に練習量にと。
もう全部が凄い、らしい。
チームワークと練習量を想像しただけで、泣けた。
自分には絶対に出来無いもの、凄いし、歓迎されてるのも有って、尊敬と感動で泣いた。
鑑賞会終了後、何とか持ち直し、軍楽隊の方々へ挨拶し、浮島へ帰還。
疲れた。
桜木さんは中々起きず、夕飯が出来上がった頃に起きた。
「食べれそうですか?」
「おう、スッキリした」
今日はキノコカレーのドリア、マンゴーラッシー。
そして先生の家へ。




