6月30日 夏越の大祓い。
香水をプレゼントする人の気持ちが良く分かった。
自分の選んだ好きな香りが、好きな人から漂って来る。
「そんなにか」
「ですね、凄く危ないですよコレ。石鹸なのが良いんですよ、仄かな香りが隅々まで香って、凄く興奮します。もう石鹸も作りませんか?僕だけの香りのが欲しいんです」
「エロぃ」
「皆さんのも、作りましょう?」
「分かった」
「ありがとうございます」
ショナとは蜜仍君が起きる前に戻り、朝食。
そして石鹸のご相談へ、満場一致。
そのまま公務スタイルになり、マジの工場へ。
先ずは香りの調香から。
ココでこう、こうなるとは。
召喚者様をイメージした石鹸て、売れるのかしら。
今回は公務風だけれど、特定にも繋がり兼ねないので一般への販売は無し。
企業には召喚者様の好きな石鹸選びをとお願いしただけなのだが、快く引き受けてくれた。
そしてプロの方に助言を頂きながら、自分と桜木さんに似合うと思える、好きな香りへと近付ける。
ワシは嗅ぐだけなので、好きな感じの石鹸選び。
天然石石鹸しか無いけど、ぷるぷる石鹸も面白いな。
僕は満足、後は桜木さんが使ってみてどうか。
「うん、良い匂い」
今回は凄く協調性を気にしないといけない事柄だった、匂いが被り過ぎても駄目だから。
先ずは僕とエナさん、マティアスさんと白雨さんの石鹸が出来上がった。
そうしてコレから数回に分け、全員のを試して貰う事になる。
コレはもう、本当に私利私欲。
早速、浮島へ帰りショナが石鹸を試す。
うん、エロぃ。
「君は天才だな」
「ありがとうございます」
自分の好きな匂いと、相手の好きな匂いが上手に混ざって、エロ良い匂い。
そうだ、そう作れる場所をマジで創設して頂こう、聖地に。
蜜仍君が帰って来たので、夏越の大祓いへ。
遠野の地元の神社へ行き、大きな茅の輪をくぐる。
「あ、挨拶来るべきだった?」
『問題無い』
『いるのは知ってるから大丈夫』
そうして裏道から帰り、夏越の大祓い料理の制作へ。
旬の魚の手鞠寿司と、旬の野菜のかき揚げとキノコの佃煮、シジミの赤味噌汁。
そして甘味はマティアスさん、マスカットと葡萄ゼリーも真ん丸。
「あぁ、懐かしいなぁ」
《可愛いねぇ》
「いただきましょうか」
コレは願掛けでも有る。
桜木さんが海上都市を見付けられる様に、今度は井縫さんにも出会える様に。
美味かった、お腹いっぱい。
そして石鹸案をリズちゃんへ。
今回は大画面で皆とも通話へ、オモロ。
【なんだ】
「今日みたいに素人さんが石鹸とか香水を作れる店を入れて欲しい、例の聖地へ」
《良いね、作ると結婚出来るとかって、噂に尾ヒレが付くと集客にもなるだろうし》
『うん、良いとおもう』
「すみません、まさか私利私欲がこうなるとは」
「え、私利私欲やったん?」
《でもだよ、凄く良い案だよ。数少ない独占欲を満たせる行為だし》
【まぁ、他の案に繋がったんだから良いだろ。組み込める様に相談しとくわ】
『ゴリ押せ、がんばれー』
【おう、じゃあな】
「ショナさんや」
「はい、すみませんでした」
《真っ赤、可愛いねぇ》
『良い案にはお咎め無し、功労者は褒めて育てる、イイ子イイ子』
ショナ可愛がられてやんの、ワロス。
今日は俺とアレクで浮島へ。
「良い匂いだけどさぁ、俺も早く作りたい」
『すまんな、先行組だった』
「何か、ハーレムのせいで変な性癖生まれて無い?」
「そう?ルーネよりマシじゃない?」
『流石に痛いのは喜べない』
「そんなに痛くして無いってば」
「どうしよう、この感じ、嫉妬かな?」
『かも知れないな』
「それは困るんだが」
「俺にもちょっとして」
「良いけど、嫌なら止めてくれよ」
「バニラね」
『エロいな』
「はいはい」




