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【なろうラジオ大賞3】

オカシなお菓子祭。 ―魔法族による、歳末に皆で作るお菓子作り―

作者: 桜橋あかね
掲載日:2021/12/13

「なろうラジオ大賞3」の『お菓子』部門です。

それでは、どうぞ。

「よし、これで今年のお菓子は出来上がり。あとは、あれを……」

チーチャルはそう呟いた。


此処は、現世とは違う魔法族達が集う世界『ヴァーナル・シティ』。

チーチャルは、若い魔法族である。


毎年、年末になると『歳末お菓子祭』というお祭りがある。

1年お世話になった人と、『ヴァーナル・シティ』の創造者であるネシア・マジェンラー様に贈るのだ。


「チーチャルちゃん、お邪魔するわよぉ。」

この声は、隣に住むリチェさんだ。


「はい、これ。」

渡したのは、『マリエローデ』と言う甘味料。

最後の仕上げに使う物だ。


「リチェさん、毎年……すいません。」

マリエローデは、魔法で作るのだが……何度作っても失敗ばかり。

その為、リチェさんに頼んでいるのだ。

まぁ、いずれ私も作れないといけないけれど。


「いいのよ、いいのよぉ。お互い様でしょう。」


リチェさんは、私の憧れだ。

若い頃は、『勇敢な魔法族の一角』と呼ばれていた。

現在は、若い世代の育成に精を出している。


「……あら、今年はヤーチカなのね。それも、随分上出来じゃない!」

ヤーチカは、 (この世界では) 大きなケーキだ。

過程を間違えると崩れるという、なかなか厄介なケーキだ。


「それ作れるなら、マリエローデも作れると思うわよ。」


「あはは……」

普通に作ってたら、出来ると思うんだけどな。

それに、魔法の方はまだまだだし。


「……じゃあ、またあとでねぇ。」

リチェさんは、家を出た。


その日の夜。

街の中心部である、ヴァーナル時計台の公園には大勢の魔法族が集まっている。


ネシア・マジェンラー像に、お菓子をお供えする。

それから、皆にお菓子を配る。


「ヤーチカ、やっぱり美味しいわねぇ。」

リチェさんがそう言った。


「ありがとうございます。」


今年一年、ありがとうを込めるお菓子。

作るの、本当に楽しい。


来年は、今年以上に魔法の鍛練が出来ますように。

読んで頂き、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] ヤーチカは、どんなケーキだろうと、想像しました。しかし、「カ」「ヤ」「チ」「ー」の4文字に引っ張られて、カヤチーズの挟まった小さなパンケーキしか思いつきません。大きなヤーチカ・ケーキ。見てみ…
[良い点] 魔法族。楽しそうなのがいいです❗️短編小説は楽しくないと。
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