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新風  作者: Jan
10/10

躊躇

お風呂上がりに髪の毛を拭きながらスマートフォンに目をやると某SNSサイトからメッセージの通知。


冷蔵庫から出した麦茶をコップに注ぎながら確認すると何回かコメントのやり取りをした女性バイク乗りからだと…


「ん?なんだろ?」


コップを持って腰を落ち着けてサイトを開くと

「ツーリングのお誘い」の題名が目に入りました。


ここで少し憂鬱な気分に…


彼女は老若男女問わず話があればツーリングに出掛けるある意味で行動派。


私はソロで走ることが多いので、そこに知らない人がいると気を使い心から楽しめません。

とは言え数少ない繋がりのある女性バイク乗り。

スルーするのも気が引けたのでさらに内容を確認します。


「10月に一緒に走りませんか?」


私は人見知りだと言うことを伝え、半分断りの返信をしました。


「それならば二人で走りましょう♪」


ん~

断れない流れ…


ここまで相手に言ってもらったら断る理由もないので、了解の返信をして詳しくはまた後日と言う事になりました。


不安と楽しみな気持ち、二つが織り混じった微妙な気持ちでベッドに入るのです。



それから数日後。

「目的地は◯◯のカフェでいかがですか?」


そこは私の家から往復で300キロ程の距離にあるハンバーガーが美味しいと言われてバイク乗り達も集まるカフェ。


私も興味があった場所だった為、珠には良いかな?と


「分かりました。当日楽しみにしていますね。」

と差し障りのない返信をしてスマートフォンを置くのでした。


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