表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新風  作者: Jan
1/10

1日のはじまり

ジリリリリリッ!


「もう!うるさいなぁ~」


けたたましく鳴る目覚ましに悪態をつきながら、スイッチをOFFにすると、もそもそと布団の中から這い出して準備に取りかかる。


朝食もそこそこにガレージに続く階段を降り、未だ眠りについている愛機のカバーを剥ぐと、朝日を反射するエンブレムをはじめとする磨きあげられたメッキパーツ達、続いてそのマシンの全体像が明らかになった。


「今日も綺麗ね。」


ガソリンコックをON、ティクラーでオーバーフローさせるとキックを一気に踏み込む。


沈黙


再度キックをすると…


「ドロンドロン…」


今にも止まりそうな様子ながらちゃんとアイドリングを始めるエンジン。

様子を見ながら2千回転キープでスロットルを固定。


はっきり言って爆音だ。

だけど優しいご近所さんからはクレームは無い。せめてもの気遣いで早くこの場から去ろうとした事もあったけど、ギクシャクして走らない相棒に懲り懲りしたのでもう諦めた。


そうこうしている内にアイドリングも安定。


「よし、今日も楽しもうか♪」


右足でギアを1速に入れると私と相棒の1日が始まる。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ