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短編集 冬花火

電柱と明かり

作者: 春風 月葉

 町の夜、ポツポツと明かりが点いていく。

 私は寒くて暗い道の端に佇み、明かりにあやかれないでいた。

 少し遠くでは街灯が、背中の方では家々が温かな光を見せつける。

 この光は私達電柱が支えて成り立っているのに、きっといつまで経っても私達に光は差さない。

 町の暗がり、等間隔で立つ私達を誰が見てくれるだろうか。

 誰が照らしてくれるだろうか。

 遠くに見えるいくつもの明かりは遠く、暗がりの中に孤独を感じる。

 私は静かに立ち続ける。

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