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魔術師は現代社会に殺される  作者: 軌跡
終章 少女の存在、真実
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ワイバーンと紅い軍勢 6

「いいのか? 下手に動くなって注意されたんだろ?」


「ええ、言われましたよ。しかし向こうが気付かなければ、非難される理由もありませんよね?」


「……ま、イタズラはバレなけりゃ大丈夫だしなあ」


 ならそういうことだ。フェイはヘルメットをかぶり、角利にも同じ物を差し出す。

 こっちは箒の運転なんて分からない。つまり前には彼女が座って、角利は後ろに座るわけだ。わけだが――


「どうしたんですか? 早く乗ってください」


 既に気合十分なフェイは、少年の戸惑いを配慮する気配さえない。

 運転席と後部座席の間には、自由な間隔がなかった。加えて後ろには取っ手のようなものが見当らず、運転手にしがみ付かなければならない。

 つまり、フェイと密着することになって。

 首を傾げている彼女を尊敬する反面、ちょっとした良心が声を上げる。

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