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魔術師は現代社会に殺される  作者: 軌跡
第二章 弱者の居場所
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騒がしい女 5

「もう少し話をしろ、ということらしいです」


「向こうが大人気おとなげないだけだろ……なあ、本当に駄目なのか? こういう言い方は卑怯かもしれないけど、フェイは俺を助けてくれたじゃないか。だから――」


「だから?」


「まあ、一緒にいてくれたら、少しは無茶をせずに済むんじゃないかと」


 何を言ってるんだろう、弱々しい。

 だが予想に反して、フェイは目を見開いていた。特に意味を込めなかった角利は、素直に首をかしげるしかない。


「ど、どうした?」


「別に何も。……しかし、それがありましたか。確かにさっきの戦いを見た後では、説得力もありますね。――なら、こうしましょう」


 並々ならぬ不本意を顔に宿し、フェイは右手を差し出した。

 行動の真意を見出せず、じっと彼女の姿を見上げる。


「正式なメンバーにはなれませんが、あくまでも協力者としてなら。私以外のメンバーを見つけるまで、力を貸します」

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