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魔術師は現代社会に殺される  作者: 軌跡
終章 少女の存在、真実
131/168

真実 12

「っ、フェイ!」


「止めろ」


 呼吸同然に放たれた命令。

 オークと化した生徒が、迷わず角利を攻撃した。

 攻撃までの速さ、死角という位置もあって、少しの防御も許されない。コンクリートの上を小石のように地面を跳ねるだけだ。

 立ち上がったところで、待っているのは六十体に及ぶオークの群れ。例え万全な状態であっても、勝てる見込みはないに等しい。


「情けない、情けないな、角利。お主、ほんとうにワシの孫か?」


「くそ……」


「小娘の安全については、ワシが責任をもって約束しよう。まあ手足の一本ぐらいは引きちぎるかもしれんが、問題あるまい? 兵器である以上はな」


 立ち上がることも許さない、突風。

 地下闘技場に穴を穿ち、御法とフェイは遥か上空に去っていった。

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