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魔術師は現代社会に殺される  作者: 軌跡
終章 少女の存在、真実
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魔物の正体 1

「っ……!」


 とはいえ相手は巨体。体当たりだけでも、こちらにとっては致命傷だ。正面から向き合っての撃ち合いは危険すぎる。

 直感を頼りに箒を動かし、角利はワイバーンから距離を取った。


「か、会長!?」


 眼下の森林、テュポーンのメンバーたちと戦うフェイが映る。

 彼女はこちらを見上げながらも、確かな動きで雑兵達を片付けていた。


「箒は搭乗者の思考に合わせて動きます! ど、どうやって起動させたのかは知りませんが、好きに使ってください!」


「了解……!」


 速く、と念ずるのはそれだけ。

 描いた通りに箒は加速する。空気の圧力は思ったより感じない。運転席に、重力を軽減させる魔術でもかかっているんだろう。フェイの後ろに乗っていた時は、確かに圧力があったのだし。

 好都合だ。どこまで操れるか分からないが、試せるものはすべて試す。

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