PC紹介
GM:では、第一話のハンドアウトと共に、総勢4名のPC紹介を始めたいと思います。なお、今回はダブルハンドアウト制度を導入しており、「魔街」内部の人間であるPC1、2、3には前もってRハンドアウトと、「魔街」の住民をロールする上で導入となる事前情報をお渡ししています。
ますはPC1から。
PC1 Nハンドアウト
墜ちてきた「天使」の面倒を見る。
ロイス:「天使」(名前は付けてあげて下さい) P庇護/N猜疑心
あなたはレジスタンス側に属する「魔街」のトラブルハンターだ。
完全な復興が成されないまま、統治者から見捨てられた「旧賀輔市」では、未だに些細なものから大規模なものまで様々なトラブルが蔓延していた。
また、統治者が行う非オーヴァードやレジスタンスに対する排除活動も住民の悩みの種である。
あなたは日々、その腕っ節を、あるいはその賢明な頭脳を生かしてトラブルを解決してきた。
そんなある日、些細なトラブルを片付けた帰りに、あなたは上空に浮かぶ「ニュー賀輔市」の底から一人の少女が投げ出されたのを目撃する。その少女は背中に無数の白い羽を生やしていて・・・・・・。
PC1 Rハンドアウト
???
PC1《雷光を越え進む者》鳳 雷華
「オーライ! どんなトラブルでも音速? いや、光速で片付けてやらァ!」
■性別:女性
■年齢:18歳
■シンドローム:キュマイラ/ブラックドッグ
■能力値:肉体5 感覚1 精神3 社会2
■エフェクト:完全獣化/破壊の爪/雷光撃/真なる雷/加速装置/バリアクラッカー/軽功/人間発電機
■Dロイス:秘密兵器
「魔街」のライオットのリーダーであり、地上都市のトラブルハンター。
地上都市を忙しなく走り回り、トラブルを解決していく様から、住人達からの信用は厚い。
いつでも、どんな状況でも、ありのままの自分を突き通す、実直で威風堂々とした少女。
雷華:押忍ッ! 鳳 雷華だ。性格の方は姉御肌の熱血馬鹿と思ってくれていい。
見たまんまのド直球な近距離アタッカーだが、「加速装置」でちと足は速くしてあるぜ。
戦闘時は雷を自分自身に落とし、鉄の獣に変身して戦場を駆け巡る。
GM:Dロイスに「秘密兵器」とありますが、何持ってきたんですか?
雷華:ああ、ブラックドッグ専用の「特殊装甲義肢」だな。攻撃方法が素手から変更しづらくなるが、その分、素手での攻撃がぐんと強力になる。俺の場合は四肢全部を義肢にとっかえひっかえしてるぜ。
GM:四肢全てが義肢? これまた重そうな設定がチラ見してるような・・・・・・。
雷華:何、「震夜」の時にデカい事故に巻き込まれて、ツイてないことに四肢を全部失ったんだ。
その後FHに助け出されて一命を取り留めたんだが、そんときにあいつ等が開発してた戦闘用義を移植されたってわけ。
そのことがあるから一様FHには感謝してるが、今の非オーヴァードを差別するような統治は全くもって気にくわない。今は完全に敵対関係にあるな。
GM:なるほど、FHもちゃんと「震夜」の対応に当たって統治基盤は築いていた訳か。
雷華:オメーの決めた設定じゃねぇのか?
GM:・・・・・・はい、続けてPC2さん、どうぞ。
PC2 Nハンドアウト
PC1と協力して街のトラブルを解決する。
ロイス:PC1 P友情/N不安
あなたは「旧賀輔市」にて絶大な支持を誇る有名人だ。
それは街に降りかかる災厄をあなた一人で振り払ったからかもしれないし、多くの人々の傷をその力で癒やしてきたからかもしれない。
そしてあなたは、その権威を生かして、友人であるPC1の手助けを多々してきた。
そんなある日、あなたはPC1が市役所に「ニュー賀輔市」から墜ちてきたという少女を担ぎ込んできたという話を聞きつける。
PC2 Rハンドアウト
???
PC2《がれきの街のお姫様》神薙 たんぽぽ
「あっ、プロデューサー(=GM)さん!」
■性別:女性
■年齢:18歳
■シンドローム:ハヌマーン/エンジェルハィロゥ
■能力値:肉体1 感覚4 精神5 社会2
■エフェクト:エンジェルボイス/癒しの歌/風の渡し手/フラッシュゲイズ/ミスディレクション/ショウタイム/空の楽器/天使の絵の具
■Dロイス:頂点に立つ者
「魔街」のトップアイドル。「震夜」に見舞われた魔街の人々を元気づけるために何年も前から歌い続けてきた。そんな地道な活動のおかげで、主な活動場所である地上都市にて不動の地位を得る。現在はその地位を生かして友人の雷華の手助けを行っている。天真爛漫この上ない少女。
たんぽぽ:瓦礫に咲く一輪の太陽! 《がれきの街のお姫様》神薙 たんぽぽです♪
GM:有名人連れてこいとは言いましたが、ねぇ。
たんぽぽ:つれないなぁプロデューサー(=GM)さん。瓦礫の街の有名人、それは即ち、へこんでるみんなに希望を与える存在。つまりぃ・・・・・・アイドル!!!
GM:そっかぁ(漠然)、あとプロデューサー(=GM)ってのは。
たんぽぽ:だってぇ、私に舞い踊るステージを与えてくれるのはプロデューサー(=GM)さん。
GM:はい次。
たんぽぽ:え!? PRタイムもう終わりなんですか!?
え、えと、戦闘では主に味方の援護と敵の攪乱を担当したいと思いまーす♪応援よろしく!
PC3 Nハンドアウト
GPOの「浄化活動」を打ち砕く。
ロイス:猫塚 将 P連帯感/N隔意
あなたは「ニュー賀輔市」の平和を保つ治安維持部隊「GPO」の隊員の一人だ。
「魔街」の統治者であるFHの尖兵として集められた「GPO」だが、その主な任務は「ニュー賀輔市」の真下に広がる「旧賀輔市」に住む非オーヴァードや、統治者に反抗的な者達に対する虐殺行為であった。
部隊に任命されたはいいものの、平和維持とはほど遠い任務内容にあなたは辟易していた。
そんなある日、直属の上司であるGPO隊長「」が上層部へ「旧賀輔市」への大規模攻撃作戦を進言しているのを耳にする。
PC3 Rハンドアウト
???
PC3《イグニッション・ゲヘナ》アナスタシア・リンドヴルム
「縮退圧臨界点突破・・・・・・行きます、アナスタシア・イグニッション!」
■性別:女性
■年齢:20歳
■シンドローム:パロール/サラマンダー
■能力値:肉体2 感覚2 精神5 社会2
■エフェクト:コンセントレイト/氷の戒め/灼熱の砦/プラズマカノン/黒の鉄槌/魔神の心臓/帝王の時間/魔王の玉座
■Dロイス:真実を知るもの
「魔街」GPOの元隊員。彼らの地上都市に対する非情なまでの統制が気に食わず、違反する。
まるで老戦士の如く冷静沈着な女性。だが、その内側には熱く燃える「何か」があるようだ。
ノブレス・オブリージュの精神を突き通す、誇り高き異能者。(時代錯誤的ではあるが)
アナスタシア:今日は、私はアナスタシア・リンドヴルムと申します。
我がノブレス・オブリージュの精神の元、弱者救済のためGPOにて活動をしていたものの、日々目にする情景は、この街の「本当の弱者」をいたぶる仲間達の姿。
これ以上ここにいては、我が誇りもいずれ穢されてしまう。ならばいっそ袂を分かつ決断を・・・・・・と、こんな感じで宜しかったでしょうか、GM様。
GM:丁寧この上ない自己紹介、ありがとうございます。
アナスタシア:戦闘に置いてはRC型の遠距離アタッカーを勤めさせて頂きます。攻撃方法、及びDロイスにて何を取得したかは秘密、ということで。
GM:ふむ、楽しみにしています・・・・・・が、必殺技に自分の名前付けるなんて、ガチガチの武闘派キャラかと思ったら、茶目っ気もあるんですねぇ。
アナスタシア:一様、まだ年頃の娘ではありますから。では、次の方。
PC4 Nハンドアウト
「魔街」の人々を協力して、その内部を調査せよ。
ロイス:テレーズ・ブルム P信頼/N劣等感
あなたはUGN本部直属の特殊部隊「カオスダイバー」に所属するエージェントだ。
「極地単独先行部隊」と賞されるカオスダイバーは、「魔街」や「遺産」関連の遺跡など、レゲネイト絡みの危険地帯への単独先行を受け持つ、かなりの強者しか配属されないという部隊だ。
そんなあなたが今回潜入するのは、「震夜」が発生した5年前から、特殊な力場に閉ざされ外界から完全に切り離された「魔街」賀輔市。
あなたは、「魔街」への進入方法を編み出したテレーズ・ブルムの立ち会いのもと、今回に任務に挑もうとしていた。
PC4《百騎夜行》ヘルラ・C・モノクローム
「ボクを相手にした瞬間から・・・・・・お前、詰んでるんですよ?」
■性別:女性
■年齢:16歳
■シンドローム:ブラム=ストーカー/ソラリス
■能力値:肉体1 感覚2 精神2 社会4
■エフェクト:赤色の従者/声なき者ども/サポートモード/ブロックモード/愚者の兵装/絶対の恐怖/破滅の言霊/愚者の行進/裸の大様/竹馬の友
■Dロイス:黄昏の支配者
UGN本部直属の特殊部隊「カオスダイバー」所属のUGNエージェント、高飛車な自信家。
決して悪い人間ではないのだが性格が祟って友人があまり出来ないので、いつも複数人の従者を引き連れている。ボクっ娘。
常に「師匠」から受け継いだ赤黒の軍服を着込んでいるが、ぶらぶかで着こなせてはいない。
ヘルラ:このボクこそが「カオスダイバー」に所属する超エリートエージェント、ヘルラ・C・モノクローム。さぁGM、早くボクの華麗なる活躍を始めましょうか。
GM:現地住民と仲良くなれってハンドアウトだったはずですが。
・・・・・・ああ、そのための「竹馬の友」。
ヘルラ:ふふ、その通りですよ。この「魔街」の皆様には速やかな事件解決のためボクの駒になっていただく必要がありますからねぇ。
それと、主に戦闘ではサブアタッカーとサポートを任させてもらいますよ。チェスの駒を模した従者を作り出して攻撃、補助を行わせます。戦場は、ボクのチェス盤に過ぎないのですよ。
GM:どう聞いてもエネミーの発言にしかきこえねぇ、ゴホン。
ヘルラ:ふっふーん、テレーズ・ブルムも味方に付けた今、このボクに敵はいないようですねぇ。
GM:では、全PCの紹介も終わりましたので・・・・・・と、その前に。
PC4を除くPCの皆様方には、共通の事前情報とRハンドアウトを配布していましたが、それについて疑問点などがありましたら、ここにて受け付けますよ?
雷華:得には。といいたいところだが、Nハンドアウトのヒロインの名前を決めてくれってのは。記憶喪失かなんかで自分の名前が思い出せない、って展開なんだろうが。
GM:いや、自分で名前付けた方が愛着沸きません?
別に思いつかない、考えるのが億劫って言うのなら、他のPCに委任してもいいですが。
雷華:うーむ・・・・・・いや、オープニングあたりでズバっと決めてやらぁ! 天使だろ? 天使、天使・・・・・・。
アナスタシア:ところで、ヘルラさんは私たちに比べて初期情報が少ないスタートとなりすが、ご不満なのでは?
ヘルラ:いや、GMが意図的にやってることなら別に。どうせ情報収集フェイズで明かすだろうしね。それに、この方が逆にボクの存在が際立つのさ。
「前人未踏の地へ単身赴く、超エリートUGNエージェント」、やっぱりこのセッションの主人公はボクってことかな?
GM:それはあなたのロール次第、とさせて頂きましょうか。
では、今度こそPC1とPC1の。
たんぽぽ:みんなー!いよいよ私たちのステージがはっじまるよ-!どんな危険や探検が詰まってるかは、たんぽぽまだ分からないけど、とにかく精一杯がんばります!
じゃあ、雷華ちゃんとわたしのオープニング、スタートっ!
GM:(押し黙ってたかと思ったらこれか・・・・・・では、PC1とPC2のオープニングフェイズを開始して、セッション本編に移って行きましょう)