雨と朝焼け
掲載日:2026/05/27
【短歌十首】
雨上がりの風カポエイラの太鼓の音色を優しげに運んで
この街の坂道で君とみた夕陽がやけに鮮やかだったこと
茅草の白穂道いくつもの白旗を上げながら微笑んで来た道
水溜まりにいくつもの想い出映して晴れた空の雲になあれ
雨粒は片瀬へ流れゆくように蛍の瞬き頬を伝って
蜻蛉みて夏の最中の飛び方を優しい肩へのとまり方を
あの花の生き様と優しい言葉が浮ぶ夜には雨が降る
伝えたこと傷が痛むという君がいてちいさきふたりだったこと
包み込む大きな空があったから夢をみられたそうだよね
朝焼けの道を水溜まり色のサングラスをかけて歩き出す




