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あいう詩シリーズ

とある女王と自由恋愛禁止条例

作者: リィズ・ブランディシュカ




 とある女王が言った。


 自由恋愛は世界の毒薬ですと。


 遅効性の毒薬です、と。


 味が甘いだけで、結局は毒薬なのです、と。


 だからそんなに食べないでください、と。


 甘いものを食べると幸せだから、良いものと誤解してしまうのでしょう、と。


 だから愚かな人々は、好きあう者同士で生きればいいじゃないかと言い出すんです、と。





 とある女王は信じていた。


 データを元につがいをつくれば、世界はよりよくなっていくのです、と。


 世界を幸せにするのは、感情的な判断ではないのです、と。


 合理的で理性的な判断こそが、真の幸せに繋がるのです、と。






 とある女王は、判断した。


 魔法を使って、一部の人々を洗脳した。


 それは王族だけに許された特別な魔法。


 国の危機や世界の危機にのみ、使うことが許された魔法。


 その魔法で自由恋愛禁止条例が作られる。


 そうして、女王の国から自由恋愛が消えていった。



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