捏造の王国 その71 ジコウ党優勢で参院選突入?なのにウハウハできないキジダダ総理の憂鬱
梅雨時とともに参院選が近づくニホン国。INUHKやらほかのメディアを裏で統制、国会中継もろくにせず、不祥事、不都合な事実を徹底的に隠し、庶民の苦しむ円安でさえ、観光の追い風だとのたまうキジダダ総理。ジコウ党圧勝といいつつも、どこか不安げで…
6月に入り梅雨というニホン国特有の季節に入ったが、風情のあるシトシトとした雨どころか、台風並みで広範囲の暴風雨に見舞われることも少なくなくなったニホン国。値上げラッシュを控えた上に天候にまで翻弄されるニホン国民と同様、憂い顔なのはキジダダ総理。今日も奥方お手製のアロマグッズに癒しをもとめつつ、いまいち疲れがとれないご様子である。
「う、また雨か。しかも落雷がー、電力網は大丈夫なのか。電気足りないのに、原発はダメなのか。また再稼働差し止めの判決が出たし」
いまだフクイチ原発の収束も見通しがたたず、老朽化や津波、地震の危険性に目をつぶり原発一択で、小規模自治体でもできるかも―な水力発電などには利権がないから目も向けないキジダダ総理。
「まーわが国民は従順だし、何とかなるだろう、しかし、なぜ、私の進める小規模投資には、従わないんだ。年金が足りないとかいうから、老後の資金のためにも、投資しろと薦めているのに」
いや、その前に生活費が足りません、あらゆるものが値上げするといわれているのに、元本保証もない投資なんてできません、危なくて、投資させたいなら金をくれ、といわれているのに聞こえないふりをするキジダダ総理。
「ニチニチ銀の総裁だって、円安を家計は受け入れているとか、言ってるし、円安も悪くないんだ」
総裁の発言は買い物もしたことないのか、ニホン国国民の大半の生活費しらないだろなどと即座に炎上したことは無視、月給20万円どころか実質それ以下で生活を余儀なくされる国民の多くの怨嗟の声や、1ドル130円以下という時代を巻き戻しすぎる円安に警戒する専門家たちの意見には貸す耳はないらしいキジダダ総理。
「まあ、事態宣言も、新型肺炎ウイルスに関する規制もほとんどなくしたから、訪日観光客も来るだろう、未曽有の円安だし。円安は観光立国への追い風になるんだ!」
いや、超過死亡率かなり高いし、実は新型肺炎ウイルスで亡くなった方は政府発表よりかなり多いといわれ、実証実験の訪日ツアーで感染者を出し、などと安心とはかなり遠くなりつつあるニホン国の評判に耳をふさぐキジダダ総理。
「それに実習生もきて、農家や建設業などもウハウハだろう、税収もあがったし」
その、円安でうまみがなくなり、実習生も二の足をふみつつあり、さらに留学生、実習生への待遇の悪さや詐欺まがいの呼び込みでじわじわと来日の人数が減り質もおちつつあり、それに加えて各業界、資材、肥料、原材料、ほかもろもろの未曽有の値上げに怒り心頭という話を聞かなかったことにしているキジダダ総理。
「ワクチンも4回接種が始まったんだ、も少し接種率を上げれば、みんなワクチン打って安心安全だと思うはずだ、たぶん」
以前のワクチン接種時の廃棄ワクチンの数も不明、2回接種した人のほうが未接種の人より陽性率が高いという謎現象の調査もしません、といういい加減さに目をつぶるキジダダ総理。
「ふ、そ、それに野党分断も進んで、こ、今度の参院選はきっと圧勝だ。内閣不信任案がなんだ、ホソダダ議長の不信任がなんだ、ジコウ党は数が多いし、メイジの党やミンミン党の分派タマギギの奴らだって、裏では味方だ。わ、私の政権は盤石…」
国会中継をやらず、身内議員の愚行を徹底的に隠したと思いきや重鎮のホソダダ議長の妄言、セクハラがバレまくって、身内からも非難ごうごう、早くやめてほしいとの声もあるのに、代わりの人材がいないのでそのまま放置という人手不足を見ないフリのキジダダ総理。
「ま、まーメイジの党とかミンミン党の分派タマギギなどの勢いがないのが、気になるが、彼らもなんとかするだろう、おそらく」
痛いところを突かれるとすぐに訴訟と脅しまくり、ついにブチ切れた訴訟相手が参院選に立候補、公的な場でいろいろばらされまくる党首に、一回講演しても非常勤講師なんだと労働契約やらまるで無視の主張するトンデモ議員など、ホントーに社会人なんですか集団のメイジの党や、風見鶏も呆れかえる右往左往のタマギギ一派の惨状は、どうでもいいやの態度を崩さないキジダダ総理。
「か、考えてみれば、私にはなにも悩むことはないんだ!NATON軍の会合にも呼ばれてるし!…し、しかしアベノ元総理はとやかく言うし、それに、あの…さ、さては、まさか地獄の書記官とやら、ニホン国に影響国があるのは、わ、私よりアベノ元総理のほうがニホン国に影響を与える人物だとかいって、アベノ元総理に貼りついてるんじゃ…」
日頃、存在を無視しているくせに、いざかまわれなくなると、あれこれ言いだす、こじらせたアブナイ人になりつつあるキジダダ総理。
そして、そのころ地獄の書記官は
「あー、キジダダさんはアベノさんやらガースさんやらより、ちょっとマシといわれてますけど、あんまり変わらないですねえ。ジコウ党は似たり寄ったりで、そう挿げ替えしないとダメなんですかねえ。となると、支持者のほうを何とかするしかないんですかねえ」
と賽の河原で、うんざり顔の奪衣婆に延々と愚痴を聞かせていた。
どこぞの国では死者も倒産件数もどんどん増え、通貨安で生活必需品値上げで、いっぱいいっぱいの国民が多数いるようですが、おとなしく為政者に従い続けるんでしょうかねえ。どこの党が政権を担い続けてこうなったのか、それでもその党がいいなんて、まるで、どうしようもないダメパートナーから離れられず、周りの忠告にも耳を貸せない方のようですが。