悲しみは後から
暗いものが後ろからやってくるのなら、僕はただ何も考えず前を向いて走る。
これは無鉄砲ながら勇者らしい勇者の冒険の後日談。
絶望はやってきた。
やることをやり尽くしてしまったのか、限界の壁がきたのか、僕の前進は止まってしまった。
そうなるともう、後ろを向くしかない。
仲間はたくさん死んだ。お金はもう尽きた。
王国は滅びた。仏滅は100日くらい続くだろう。
暗黒の火曜日や金曜日それに伴っての世界恐慌。
魔物の消滅に伴っての経済混乱
資源不足の露呈
僕は前を向くのはいいことだと思っていた。
だけどもう前を向けない。
サメが泳ぎ続けなければ死ぬように、溺死に近い
苦しみは僕を追い詰めていった。
頭の中で考えてることって
描くの難しいですよね。