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TEN-ROBO.-天才少女とロボット執事-  作者: ツキミキワミ
23/40

3-9

「…この度は誠に申し訳ありません。しかしなにしろ、裁判にしろ御訪問にしろ、 急でございましたためご了承ください。

私で承れない後用事でしたらまた日を改めて、

次は双方の都合の良い日に…」



そう言ってフランシスは背広の裏ポケットから手帳をとりだした。




「貴方は、言葉が通じないのですか?」


いい加減じれてきたようにユリシスが苛立たしげに声をあげる。


フランシスは手を止めてユリシスを見た、


彼は膝に頭を乗せていたシャナを抱え直すと、不気味に笑みを浮かべた。



「シャナちゃんは可愛いですね。言うことも良く聞くし…

ふふふ。いや…本当に可愛い」



「シャナを離して下さい。

彼女は今から勉強の時間なのです」


フランシスが歩み寄る。



「勉強なんかしたくないよね?女の子は可愛ければいいのだから、シャナちゃんは十分だ」



「シャナ、私は馬鹿な妹は嫌いですよ」


「君のご主人様は、どうしているのかなぁ?」


ユリシスは寝ているシャナに語りかける。


「シャナ、フルーツタルトがあるから起きなさい」


「ご主人様に会いたいねぇ」


「シャナを、起こして下さい」


「ああ…雪洞様に会いたいなぁ

あえなければ私がアリエル様に叱られてしまう」

フランシスの伸ばした手がシャナに触れようとした時だった。



ユリシスの右手がゆっくりとあげられた。




そして-

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