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あなたと永遠の時を  作者: 九条 樹
第一章 高校時代
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第45話 【文化祭】最終日

「ゆきちゃん具合どう?」

 病室の扉が開いたかと思うと同時に元気いっぱいの桜が入ってきた。

「もう大丈夫だよ。検査の結果も異常がなかったから週明けには退院できるって先生が言ってた」

「そうなんだ、よかった」

「いろいろ心配かけちゃってごめんね」

「ううん、そんなことないよ、私がいけなかったんだから」

 そう言ってまた少し暗い顔をする。

「もうその話はやめよう。こうして無事だったんだし。それより文化祭はどうだった?」

「喫茶店大繁盛だったよ。私、今日はお店の方は休みの予定だったけど、凄く忙しいっていうからウエイトレスでお手伝いしてきたよ」

「そうか、それは大変だったね。でもその儲けたお金ってどうなるだろ?クラスの皆で山分けなか?」

「ゆきちゃん何言ってるのよ」

「私もちゃんと分け前もらえるのかな?」

「もう、何の心配してるのよ。山分けなんてするわけないじゃない」

「え?じゃ委員長が独り占め?」

 私の冗談に桜がたまらず噴き出す。

「利益は全部生徒会が預かって学校で必要なものを購入したりするんだよ」

「そうなんだ、せっかく儲けたのにそれは残念だなぁ」

 私の言葉に本当に楽しそうに桜が笑っている。私達の間にわだかまりなんてない。

 そんな雑談をしてると大輔がやってきた。

「真下、大丈夫か?」

「大輔、来てくれたんだ。ありがとう。もう大丈夫、来週にも退院らしい」

「そうかよかった」

 続いて委員長もやってきた。

 皆で他愛のない話に花が咲き時間が過ぎる。

 だけど彰弘だけは来ない。

 きっと皆が集まるここには来れないんだろう。


 彰弘の気持ちを考えると可愛そうだけど人の心はどうしようもない。

 簡単に想いを変えさせるなんてことは出来ないんだから。

 出来ないならこのまま友達でいい。私はその道を選ぶ。

 無茶をして誰かを不幸にしたり、自分が嫌われたりするのは嫌だから。

 こうして話ができるだけで幸せ。

 と、自分に言い聞かせこのままずっと一緒に居よう。

 今後二人がどうなるかわからない、もしかしたら結婚するかもしれない。

 もし結婚したとしてもずっと友達でいたい。

 私にだって彰弘に負けないくらいの想いはあるんだ。

 ずっとこの笑顔を見ていたい。

 だからこそこのままずっと……


 こうして私達の高校最後の文化祭が終わった。






長い文化祭も終わりました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。


物語はまだまだは続きますので引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです。


週末は執筆に専念したいと思いますので、次話投稿は週明け予定です。

今後も宜しくお願いします<(_ _)>

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