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あなたと永遠の時を  作者: 九条 樹
第一章 高校時代
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第4話 【文化祭】準備2  /人物紹介

まだ登場していない人もいますがとりあえず簡単な人物紹介をいれておきます。

登場人物


咲原桜花 (さきはら・おうか)

・この物語のヒロイン、この桜花を中心に物語りは進んでいく。

真下優希ましたゆうきとは親友で優希のことをゆうきではなく【ゆきちゃん】と呼ぶ

・葵章弘に告白されるもその想いには応えられない

・鮎川大輔に片思い中


真下優希 (ました・ゆうき)

・もう一人のヒロイン

・咲原桜花とは高校1年の時に出会ってからずっと親友

・主人公のことは桜花の桜だけをとって【さくら】と呼んでいる

・葵章弘とは口喧嘩が絶えない


咲原愛花 (さきはら・あいか)

・咲原桜花の妹

・まだ物語の中にはでてきていない

・真下優希のことは【優希先輩】と言って慕っている


葵彰弘 (あおい・あきひろ)

・咲原桜花に告白するも断られるが諦めきれない

・鮎川大輔とは親友

・真下優希とは口喧嘩が絶えない


鮎川大輔 (あゆかわ・だいすけ)

・桜花が想いを寄せる人物

・鮎川自身の想いは今の所不明

・桜花のことは「咲原」、優希のことは「真下」と呼ぶ


咲原花奈美 (さきはら・かなみ)

・桜花の母


咲原耕太 (さきはら・こうた)

・桜花の父


真下美代子 (ました・みよこ)

・優希の母


真下義明 (ました・よしあき)

・優希の父


広瀬蛍子 (ひろせ・けいこ)

・学級委員長


岡田輝夫 (おかだ・てるお)

・桜花達の担任教師


相星学園高等学校 (そうせいがくえん)

・桜花達が通う学校名




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【視点/真下優希】


文化祭まであと一週間・・・

放課後、どのクラスの人も皆居残って文化祭の用意をしている


 買い物係は結局私達4人に決まり、予想通り楽な仕事だった。

休憩をかねて自分で買いに行きたがるものが多く仕事があまりなかったのだ。

そういう意味では予想以上に楽だと言っていいかもしれない。

そんななか手の空いた桜は積極的に他の班の仕事を手伝っていた。

今日は看板作りを一生懸命手伝っている、彰弘もここぞとばかりに桜花と一緒に看板作りを手伝っている。

大輔も時折手伝っているが、彰弘に邪魔者扱いされて手持ち無沙汰な状態だ。

彰弘自身が桜花と一緒に居たいのはもちろんのこと桜が好きな大輔をあまり近づけたくないからだろう。

 桜は自分から積極的に仕事を手伝っていて偉いけど彰弘はただ桜の傍にいたいだけだしさらに大輔をあからさまに遠ざけたりして桜の気持ちを考えたらあの行動はただのバカだな。

そんなことを考えながら私も暇を持て余していた。

何もすることがなくなんとなく窓の外を眺めていた。


 そんな時、学級委員長の広瀬蛍子が声をかけてくる。

「真下さん、鮎川君、買い物をお願いします」

久しぶりの仕事だ、だけどどうして私と大輔なんだ?

「委員長、買い物はいいけどどうして大輔となんだ?桜と行ってくるよ」

「だめよ、咲原さんと葵くんは今一生懸命看板を作るのを手伝ってくれているのだから」

それを聞いた彰弘が横からちゃちゃを入れる

「そうだ!委員長の言うとおりだ。俺たちは一生懸命やってるんだからお前ら二人で行ってこいよ」

「うるさい!」

桜と一緒に居たいから邪魔者の二人は買い出しに行ってこい!

という態度があからさまにでている。なんだか腹が立つ。

そこで委員長が追い討ちをかける

「買い物係は4人だけど真下さんと鮎川君だけが暇そうにしているじゃない」

確かに仕事がなにもなくぼーっとしていたので言い返す言葉がない。

「ゆきちゃん、この看板に塗る絵の具がもう殆どないの、申し訳ないけど鮎川くんと一緒に行って買ってきてもらっていい?」

桜もどうせなら彰弘と二人で行って来てとお願いすれば大輔と二人になれるのに。

あっ、そうかさすがに大輔と二人きりだと緊張しすぎて無理か。

考えてみれば大輔に聞きたいこともあるし丁度いいかもな、ちょっと出かけよう。

「桜に頼まれたら断れないな。じゃあちょっと言ってくるよ」

「うん。お願い。ゆきちゃんありがとう」

「別に礼を言われることじゃないけどな」

して当たり前の仕事を了承しただけで面と向かってお礼を言われると照れるじゃないか。

「じゃ大輔、行こうか」

そう言って、大輔の返事も待たずに教室を出る。




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