~プロローグ~、第一章
※本作は投稿サイトの文字数規定に合わせるため、一部の話で二つの章を続けて掲載しています
~プロローグ~
ふわふわと自由気ままに飛ぶシャボン玉
パチンっと弾けて
世界がまたひとつ、見えた
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第一章
ここはメモリーセンターやアーカイブセンターと言われる電子記憶保存機構だ
いつでもここは沢山の人で混雑している
皆大切な人の思い出を見に来たり、誰かのために自分の記憶を預けに来るのだ
私も必要な調べ物のために記憶の確認に来た
受付を済ませ、アクセス準備が整うまでしばらく待たなければならない
待機時間に手元の資料から受け取る必要な情報を再確認する
ふと、周りがなんだか騒がしい事に気付く
「静かにしろ!その場に座るんだ!」
銃を手に叫ぶ男が居る、その隣にもう1人男
あの顔は覚えてもきっと作り物だろう
だってよくある特徴ない顔だもの
そんな事思いながら私もその場に座った
「ママ!わぁぁぁぁん。うわぁぁぁん」
小さな男の子がパニックを起こして立ち上がった
「うるせぇ、大人しくさせろ!」
拳銃を向け男が叫ぶ
危ない!そう思うより先に身体が動いてた
私は男の子の前へ飛び出し、男の子を庇うように抱きしめる
パァンと乾いた音が響く
ズンと衝撃が走る
あっと思った途端視界が下がって行った
男の子が驚いた顔で固まってる
でも怪我をしてい無さそうで良かった
私の意識はそこで途切れた
床に倒れたその身体から白い液体が流れ出る
「いきなり飛び出してきやかって!な、なんだ、ロボットかよ。驚かせるんじゃねーよ!!」
男が動揺し、だが安堵したように言った
「余計な事を。良かった。あなたに何も無くて」
男の子を抱きしめながら母親は言った
「僕、びっくりしたよ」
男の子は母親に抱かれながら言った
「そうね、びっくりするよね」
「本当に、人騒がせなアンドロイドよね」
「僕、怪我なくてよかったな」
周りの大人たちも口々に男の子に声をかけた




