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異世界転移超能力者  作者: つある


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9話 決闘

今日は久しぶりにギルドに行った。


「あっお久しぶりです」ララが声をかけてきた。


「ああこの前のゲンキダ草の粉よく効いたよ、ありがとう」


「本当ですか、お役に立ててよかったです」


「でも結構苦いよねあれ」


「ですね~でも飲みやすくしようとして、何かを混ぜると効果が薄まるんですよね」


「もっと研究が必要なのかなって」


「そういえば最近見かけなかったですけど、何かしていたんですか」


「ちょっと修行をしていてね、ギルドに来てなかったんだ」


「どんな修行をしていたんですか」


「念力で火を生み出す…修行をね」


「ちょうのうりょく?でしたっけ」


「そうそうそれよ」


「へ~そうなんですね」


「ところでダリアはどうしたんだ」話題を変え辺りを見回すと、男に絡まれていた。


男の格好は長髪に青い鎧を着てマントをなびかせている名をラムシーと言う。


「聞いたぜこの前はゴブリン筋愚倒したんだってな。オレのパーティーに入れよ」


「さっきから断ってるでしょう入らないって」


「なんならあの魔法使いも一緒でいいんだぜ」


「ララもあんたの所になんか入らないよ」


「オレのパーティーは伯爵級だぞ、どこに不満があるんだ」


「気に入らないんだよ」


「なにが」


「あんたが」


「おいラムシー、クエストに行かないと間に合わなくなるぞ」


「ちっオレはあきらめないからな」 と言いつつ去って言った


「あの人最近しつこいんですよ」 とララが説明してくれた。


なんでも俺がギルドに来ていない間に言い寄られることが増えたという。


酒場で俺とララとダリアで楽しく飲んでいるときラムシーがやってきた。


「よぉどうだ、オレのパーティーに入る気になったか」


「いい加減しつこいんだよ」


「あんたなんかよりイチのほうがよっぽど強いし」 ダリアがこちらを見ながら言う。


「えっ」


「あぁん?こいつが…全然そうは見えねぇな」


「イチが負けるわけないっ!」


「おもしれぇそこまで言うなら、ギルドの訓練場でオレと決闘しろ」


「いや俺何も言ってない」


「オレが勝ったらパーティーに入れよダリア」


「じゃあイチが勝ったら金輪際うちらには関わらないで」


「ああいいぜ。じゃあ明日の昼ギルドの訓練場で決闘だ」


「ギルドにはオレから言っておく、逃げるなよ」


そう言って長いブロンドの髪とマントを翻し去っていった。


「あれ…俺…いつの間にか戦うことになってる?」


「ごめんっ!うち、ああいう時に後先考えないで勢い任せで言ってしまう癖があるの」


「お…おう」


ララは不安そうな顔でこちらを見つめていた。


翌日になり指定された時間より少し早めにギルドの訓練場に行って様子を見る、

何か使えるものがないか確認しているときに声をかけられた。


「君が尾飛乃イチ君かね?」 と尋ねられた


「そうです、俺がいちです」


「私は立会人をさせてもらうギルドの者だ、よろしく頼むよ」


「こちらこそよろしくお願いします」


「ふむ…きみは」 と言いかけたところでラムシーが仲間を引き連れて入場してきた。


いよいよ決闘だ。

立会人がルールを確認する。


「1対1で勝負すること。降参したらそこで止めること。気絶や戦えない状態になったら負けだ。両者共いいね?」


「ああ」


「はい」


「では初めっ!」


「手加減はしてやる」


「あっどうも」


「ちっ…行くぞ!」


真っ直ぐ突っ込んできた。


こいつ結構速いぞ。


俺は咄嗟にテレポートでラムシーの後方に移動した。


「なに!消えただと?どこだ…」


「おいラムシーうしろうしろ~」観客が指摘する。


振り向く前にサイコキネシスでラムシーを吹っ飛ばす。


「ぐおっ」


結構な勢いで壁に激突していた。


「頼むそのまま倒れていてくれよ」


願いもむなしく立ち上がった


「もう手加減なんぞするかっ!」 なおぶちぎれた模様


「ヒェッ」


今度は本気だして突っ込んできた。

はやっ!さすが本気なだけのことはある。

しかし、俺もただ黙って見ていたわけじゃない。


ラムシーが立ち上がると同時に、パイロキネシスでマントに火をつけた。

ラムシーの性格からして突っ込んでくるという予想していたので、

ダウンしている間に訓練場にある刃を潰した武器を、進路上にばら撒いておいた。

10本以上ある武器を操り、ラムシーにサイコキネシスで一斉に攻撃する。


「なんで武器が独りでに襲いかかって来るんだ?くそっ!このっ!」


空中から襲い掛かる武器に対抗しているラムシー。

やがて面白がって見ていたやつらが騒ぎ出す。


「ラムシーを追い詰めている相手何者なんだ」


「それよりさすがに、あれ消さないとやばくないか」


「うむ知らぬは本人のみ」


「おいラムシーうしろうしろ~」とまたもや観客が指摘する。


「あ?」


マントの火がラムシーの髪に引火した。


「あっつ!あちあちあち」


もう戦闘どころではない。


ラムシーの仲間が詠唱をはじめる。

「ちはやぶる 神代も聞きし 水弾よ 湧きて留まれ 泉のごとく」

術者の目の前に水が沸き出し水弾になる。

魔法でできた水弾をラムシーの髪に撃つ。

やがて消火された。


「てめえ…よくもオレの大事な髪を…やってくれたなぶっ殺す」


ブロンドの焦げた髪の毛で、こちらを睨み付けると、再び斬りつけようとしてきた。


「それまでっ!」


ギルドの立会人が試合を止めた


「あ?」


「勝者は尾飛乃イチ」


「どうしてだよ?」


「1対1の勝負なのに仲間に手を貸してもらったからな、おまえの負けだラムシー」


「ふざけんな!」


「決着はついたこれ以上の試合は認められない」


「てめぇ誰に向かって言ってるんだ」


「おいやめろって、その人ギルドマスターだぞ」 と観客のおっさんに止められた。


「へっ?」


「滅多に姿を見せないから、知らないのも無理はない。だがもうやめておけ」


ギルマスは鋭い眼をしてラムシーを睨んでいる。


「ひっぃ…オレの負けだ…」


「やったー」 ララとダリアが駆け寄ってきて。ダリアは抱きついてきた


「うぉっ」


「ありがとうギルマス、そして止めてくれた観客のおっさん」


「盛り上がっているところ悪いがイチ君、ちょっと明日の朝私の所に来てもらってもいいかね?」


断れないと思った俺は「はい」と言っていた。

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