5話
道中に盗賊とか魔物に襲われるかもとびくびくしながらここまできたが、何事もなく無事に街へとたどり着くことができた。
街に着いてびっくりした、獣人の人達が当たり前のように生活していたことに。
俺がキョロキョロしているとおばさんが声をかけてくれた、ついでにギルドの場所を聞いたのでさっそく行ってみた。
受付に並んで辺りを見てみるとビキニアーマーを着てる人もいた。
あまりジロジロ見ていると「なにみてるのよ!」と言われそうなので自重することにした。
でも最後にもう一度だけ見ようとした時
「次の方どうぞ」
「あの~」
「えっ…あっ、はじめてなんだけど、どうすればいいかな?」
「はい、ではまず登録を行いますね。お名前を教えてください」
「尾飛乃いちです」
「次にこちらのカードに血液を垂らしてもらえますか」
針が用意されていた。
針に指を刺してカードに一滴血を垂らす。
「はい、ありがとうございます。これで登録完了となります」
「こちらのカードは魔道具となっておりまして、本人以外の血には反応しないようなっております」
「血液認証みたいな感じか」
「次に階級の説明しますね。初心者の方は男爵級からスタートします。男爵級→子爵級→伯爵級→侯爵級→公爵級→そしてさらにその上は……」
「その上は…?」
「そこから先はあなたの目で確かめてください」
「は?どこぞの攻略本みたいなことを言うんだな」
「昇級した場合は手当てがついてたりしますので頑張ってくださいね。
依頼内容は受けられるランク決まっている場合もありますので注意してくださいね。
依頼をお受けになりたい場合は壁の掲示板に張ってある書類を窓口にお持ちください。
依頼は一つ上の階級まで受けられます。
イチさんは男爵級なので子爵級までですね、説明は以上です。他に何か質問はございますか?」
「あっそうだ、この魔石なんだけど買い取ってくれると聞いたんだけど」
「ええ、魔石買取していますよ。この魔石どこで入手したんですか!?」
「この近くの村の付近にでかい火グマがでて、そいつから回収したよ」
「火グマ…結構お強いんですね」
「えっあいやぁそれほどでも」
「あっごめんなさい、今お支払いしますね。はい、こちら20万モンナシになります」と言いながら、大判みたいなものを差し出してきた。
「えっ、文無し?」
「はい、20万モンナシですが、何か?」
「あっ、いや…なんでも…」
「ではご一緒にご確認ください」と目の前でその大判を数えだした。
「1~20枚。間違いありませんね?」
「あっ、はい」
「1万モンナシも両替しておきますか?」
「そうだね、しておこうかな」
次に小判が10枚出てきた。
「あの~もしかして、これも崩れるの?」と小判を指さす。
「はい、崩れますよ。崩しますか?」
「お願いします」
「こちらが古銭となります」
つまりこういうことだ
大判1枚=1万円
小判=千円札
古銭=小銭
みたいな感じか。
ついでに宿屋と武器防具の店の場所を教えてもらう。
「ありがとうございました」
「ありがとう」
礼を言ってからギルドを後にした。
金の価値がよくわからないので、出店の屋台で焼き鳥みたいなものを買ってみた。
「あの~それ一つください」
「ヘイ毎度!いらっしゃい!焼き鳥1本200モンナシだよ!」
焼き鳥を食べながら次に武器屋へと行った。
小さい店だが色んな武器が置いてある。
「いらっしゃいどんな武器をお探しかな」
「投げナイフとかあるかな?」
「ここら辺だね」
値段はピンキリだったので、5000モンナシの投げナイフを4本買うことにした。
その後は防具屋へ行き、鉄のよろいを見つけたので持ってみたが
「重っ!こんなん身に着けて歩けねぇよ!」と独り言をいってしまった。
魔物がうろついているこのご時世に何も装備しないのも不安なので軽めのくさりかたびらを購入した。
他にも色々な店を見て回り、変わった形の綺麗な宝石みたいな物があったので思わず買ってしまった。
その後は宿屋に向かう。
「こんばんは、一泊したいんですが、部屋は空いているかな?」
「いらっしゃい!あいてますよ。1泊3000モンナシになります。食事は別料金ね」
「じゃあ、とりあえず一週間お願いします」
「はい一週間ね。じゃあ21000モンナシいただきます」
「はい」
「じゃあ2階の206の部屋ね、はいこれカギ」
「ああどうも」
その日の夜…いやモンナシってなんだよ!と考えながら眠りについた。




