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タイトル未定2025/12/11 12:06
誰しも自分の好きな自分が居るだろう。それが人には言えないような部分でも、自分は自分のこんな所が好きだというのはある筈だと、私は思っている。
親が片親で金銭的に余裕の無かった私は、高校を卒業して直ぐに地元の会社に就職した。地方の町のこの会社は、年寄りの男ばっかりの職場で、皆優しい、と思う。
ただその優しいおじさん達にはきっと私の感覚など分かりようもないのだ。平然と口から出る度が過ぎる暴言や下ネタ、陰口、面白くない冗談の数々。彼らからしたらきっと当たり前なんだろう。
そう言うのが許せないと思う高潔な心を持っていた私だったはずだが、お金を貰うために淡々と仕事をこなし、日々愛想笑いを繰り返す。そのたびに私の好きな私が居なくなってしまうのを感じていた。
どうか居なくならないでと、思いながら、思うだけで何も出来ない私。1年ほど働いた頃には、自分がなぜ生きているのか分からなくなっていた。
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