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学乱  作者: カナタ
4/5

第4話 小話?図書室と、魔王

1限目が終わり、授業中ひたすら寝ていた、成田は、朝やり損ねた学校探索をしていた。

成田「まずは、図書室だなぁ。確かこの辺りだったと…おっあったあった。」

図書室に入った成田は、本を手に取り椅子に座って読んだ。

成田(やっぱり、ここはいいよなぁ。静かだし、読みたい本もある。ほとんど人が来ないから、話しかけられることもなく、コミュ症や、陰キャには最高の場所だ!)

そう成田が思っている一方。図書室の受付で本を読む人がもう1人いた。図書委員長の本田読成(ほんだ よむなり)である。

本田(昼休みじゃなく、ただの休み時間に図書室に来るなんて珍しいなぁ。私は、学校にいるほとんどの時間、図書室にいるから例外だが、まさか、授業をサボりたいだけの不良生徒じゃあないよなぁ。)

本田は、そう思ってるが当の本人も、授業をサボっているので不良と言われても言い返せないのである。

しばらくしてる間に、チャイムが鳴り、3人組の生徒達が図書室に入ってきた。

生徒A「次の授業なんだっけ?」

生徒B「えーっと数学だった気がする。」

生徒C「マジかぁ、めんどくせぇ」

本田(うわぁ、いかにもな人達きちゃったよ。どうしよう。見た感じ、新入生みたいだけど、あの噂聞いてないといいなぁ。)

生徒A「あっ!そうだ知ってるか?ここの委員長は、本を使うらしいから、本が無ければ簡単に倒せるってゆう噂!」

本田(はい!知ってたー!ほんとにやめてほしい。その噂を聞いて、本を傷つける人が多いから困ってるんだよねぇ。注意したくても、コミュ症だから、上手く喋れないし。)

生徒B「何それ?それが本当なら本バラバラにしちゃえば俺らも一気に委員長じゃん!今の生徒会は、委員長達の卒業を認めてるみたいだし!これで俺らも一気に卒業!?」

生徒A「それいいな!そうと決まれば!早速やっていこー!」

生徒C「でも大丈夫か?環境美化のやつらにバレたら殺されちまう。」

生徒B「大丈夫だろ、本の中のページを破けばバレはしないし、俺たちがやったってゆう証拠も無いしな!」

本田(はい!やり始める〜!あぁ泣きたい。みんなもっと物大切にしようよ!なんでそんなことするんだよ!)

生徒達3人組は、本を取り、ページを破こうとしたその時。生徒達の後ろに人影があった。

「あのぉ〜」

生徒ABC「あぁん?」

そこには、殺気だった成田の姿があった。

成田「テメェら何してるの?」

生徒A「図書委員長の弱体化、テメェは?」

成田「俺は今君たちが持ってる本を取りにきただけなんだけど?。」

生徒B「ふーん、そうなんだ。アハハハァ」

成田「どいてくれない?」

生徒C「残〜念、今は俺たちが使ってるん〜だ。」

成田「いや、お前たちの話聞いた感じ、多分、俺読めねぇだろ?」

生徒C「なに?俺らとやる気?おいおい、3対1で勝てんの?」

成田「わかった。全員かかってこい。」

数秒後、3人組は成田に対して土下座していた。

成田「お前ら!次、本傷つけたら許さねぇかんな!?」

生徒ABC「はっ…はい!すいませんでした!」

そう言うと生徒達3人は、成田に本を渡した。

成田「早く消えろ。」

生徒ABC「はい!失礼します!」

生徒達は、急いで図書室を出ていった。

成田は本を持ち、本田のいるカウンターに向かった。

本田(やっ…ヤベー!!とんでもない人いたぁ!とりあえず本傷つけられるとこだったし助かったけどなんなんだあの人!こっちに向かってくる!怖いんですけどぉ。)

本田が涙目になっていると。

成田「あのぉすいません。この本借りたいんですけどぉ。」

と、本をカウンターに置いた。

本田「はっ…はい。」

本田が、本を見ると、異性に対する接し方の本がそこには置いてあった。

本田(なんだこの人!めっっちゃギャップあるんですけどー!?

えっ…こんな本読むの?僕も読んだことあるけど…えっ何だコイツ?)

成田「どうかされました?」

本田「いやぁ。悪い生徒を追っ払った人がこうゆう本を読む人だったなんてなんか意外だなぁと思って。」

成田「さっきの事、見てました?」

本田(そりゃ、受付の目の前の棚でやってたからね)

成田「すいませんさっきの事他の人に秘密にしといてもらえますか?」

本田「わかりました。このことは秘密にしときますね。それと、助けられたお礼に何か困ったことがあったら言ってください。力になりますので!」

成田「いえいえこちらこそすいません。大きな声出してしまって。でも、すごく嬉しいです!」

本田「フフフッ、面白い人ですね!また図書室に来てください。いつでも歓迎します。」

成田「えっ、歓迎されてなかったんですか?」

そんな話をしていると授業終わりのチャイムが鳴る。

成田「ヤバい!時間忘れてた!早く教室に行って先生に謝らないと!」

そう言いながら、本を受け取った成田は、急いで自分の教室に戻ったのだった。

ちなみにこれ以降、図書室には魔王がいるから怒らせるなとゆう噂が広まり、本を傷つける不良は、来なくなったとゆう。

そして、図書委員長は成田と仲良くなり、成田は、休み時間丸々怒鳴られたのだった。

作者一言。

これを書いてる時に1話、2話の内容確認したりしたんですがミスがあって修正しましたw

ちなみにいつ終わらせるか決めてませんw

とりあえず、楽しんでいただけると幸いです。

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