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なんか桃太郎  作者: 弥馬田 ぎゃん


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赤頭巾

ある日の昼下がりのことです。

おばあさんは、ベッドに横になりながら、孫が来るのを楽しみに待っていました。

病気がちなおばあさんを気遣って、孫がフルーツバスケットを持って、見舞いに来てくれると息子の嫁のよし子がショートメッセージで知らせてくれたのです。

息子の嫁のよし子は、高学歴口臭乳ヴァニラレバニラ高身長の優秀なハイスペックな息子と違って、器量は悪いし、豚のように太っていて、料理は不味いし、屁は臭いし、牛のようにデカい乳以外、何も取り柄の無い女だけど、おばあさんの若い頃に似たそれは、それは、綺麗で可愛い孫を産んでくれました。

その目に入れても、肛門に入れても、痛くないお宝パールのような孫が、おばあさんに会いに来る為だけに、一人で遠出してやってくるというので、おばあさんは、お年玉を用意して、うきうきウォッチングあちこちそっちこちいい桃尻をして、待っていました。

久し振りに見る孫は、目印に赤い頭巾を被って来るとの事でした。

孫がどんな成長をしてるのか、おばあさんは、期待にKカップある胸をさらに膨らませました。

きっとおばあさん似の美女に育っているに違いありません。

そこへ、玄関の扉を開け、赤頭巾をつけた金色の髭面の彫りの深い悲しげな青い目をたたえた、毛深い分厚い大胸筋を持つ黒のブーメランパンツ一丁の男が入って来ました。

ぴぴぴぴーー!!と甲高い警報ベルを鳴らし、

おばあさんは、

「だ、誰ぇえ?」

と部屋に入って来た男に訊ねました。


「俺だよ。俺。赤頭巾だよ」

と男は、答えました。


「赤頭巾?」

おばあさんは、ベッドに寝ながら、腰を抜かしてしまい、身動き一つ取れません。


それをいい事に赤頭巾を付けた男は、ベッドへと近づき、

「あんたの孫の赤頭巾だよ」

と言ってのけます。


「私の孫ぉ?私の孫なら、どうしておひげが生えてるの?」

おばあさんは、震えながら、訊ねます。


赤頭巾の男は、答えます。

「それはね。これが今年のトレンドだからよ」


「じゃあ、どうして、そんなに毛深く分厚い大胸筋をしているの?」

おばあさんは、震え続けながら、訊ねます。


赤頭巾の男は、

「それはね。おばあさんを抱き締めた時に、おばあさんの身体がよりホットになるようにする為だよ」

と答え、ベッドに侵入し、おばあさんに馬乗りになりました。


おばあさんは、覆い被さる赤頭巾の男に

「じゃあ、どうして、私の下腹部に硬いものを押し付けるの?」

と聞きました。


赤頭巾の男は、べろべろべろ〜んと舌なめずりしながら、

「それはね。ここに顔が浜崎あゆみ似で胸が叶姉妹なばあさんが一人で住んでいると聞いて、マカをたらふく飲んで、準備してきたからさ」

と言い、狼のような本性を露わにして、黒のブーメランパンツを脱ぎ捨てました。


「おじいさん、ごめんなさい」

おばあさんは、手を合わせて、天国にいるおじいさんに謝りました。


「どうせなら、じいさんにも見てもらおうぜ」

赤頭巾着用の桃太郎は、仏壇の扉を全開にし、その前でおばあさんを観音開きし、力強く持ち上げます。

「弁当、いかがっすか〜!!」

その後、一時間は、ほら貝が響き渡りましたとさ。


そうして、すべてが終わった後、赤頭巾を被った本物の孫がやって来ます。

玄関の扉を開け、ベッドの上のおばあさんを見た赤頭巾を被った鬼島キル子は、訊ねます。

「おばあさん、なんで全裸でアヘ顔ダブルピースしているの?」


「いや、こういうのが、好きだって言うから、練習してたのさ」

鬼のおばあさんは、そう言うと恥ずかしそうに股を閉じました。


「誰の為に?」

そこにすでに赤頭巾を被った桃太郎の姿は、ありませんでした。

呆然とする赤頭巾着用の鬼島キル子に向け、おばあさんは、ベッドの上からスリークォーターぎみにナニかを投げます。

鬼島キル子は、それを見事キャッチし、手を開いて、見てみました。

そこには、しぼんだゴム風船みたいなものの中に白濁した液体が生き物のような存在感で入っていて、鬼島キル子が未だかつて嗅いだ事の匂いを放ち、手の平の上でぺちゃぺちゃと薄く糸を引いていました。

鬼のおばあは、言いました。

「今から、それの口を使った結び方を教えてやる。よし子には、内緒だよ」

ウインクしたおばあの顔のアップで夢は終わり、鬼島キル子は、タクシーの中で目を覚まします。


鬼ヶ島決戦で死んだおばあの夢を見るなんて……


鬼島キル子は、この世界線で両親と過去の自分を鬼ヶ島決戦から救う事に成功しましたが、祖母を鬼ヶ島と共に失っていました。

嫌な予感と神からの啓示的なものを同時に感じます。


「キル子さん、何、ぼさっと黄昏たそがれてるんですか?もう、目的地に着きやしたぜい。さぁ、降りた降りた!!」

隣の席の弥馬田グフ子に強引にタクシーから鬼島キル子は、降ろされます。

「さぁ、今から桃太郎さん達と合コンですぜ!顔面騎◯位をさせてくれる理想の彼ピッピを見つけやしょうぜ!」

鼻息の荒いヨダレを垂らした弥馬田グフ子に導かれ、鬼島キル子は、桃太郎達の待つメイドカフェを乗り込んでいく。

いざ、脱法(!?)合コン編へ

つづく

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