ジェームズ・キッド
お久しぶりです。ひさびさに映画見てたら書きたくなりました。今後も不定期で更新していきます。
模擬戦が終わってから、
早いことで3日が経過している。俺は、ナッソーの港に俺の船【エンドオブワールド】を停泊させている。
俺は船長室で日誌を書いているのだが、どういう訳だか、ベンジャミン・ホーニゴールドと、エドワード・
サッチが見当たらない。住民への聞き込みをさせたところ、入れ違いで出港したそうだ。
したがって俺は、エルトンとルークにナッソー周辺海域の偵察任務を出した。その際に気に入った船があれば拿捕しても構わないとの言葉付きで。
あいつら目を輝かせて出ていった。
そもそも、俺たちの船には必要以上に乗組員がいる。
彼奴等は3隻でちょうどいいんだ。
ただし、両名のどちらかでも見つけたら彼らより先に帰投するように命じてある。帰ってこないということは、
まだ、仕事してるんだろうな。
俺は、ここで日誌を書き終え、席を立つ。
船長室から出るときれいなシーグリーンと古い町並みが広がっている。俺が海賊共和国のトップになったらこの街をより暮らしやすい街に変革させる。
俺が甲板から街を見ていると、砂浜にゲームで見たキャラを見つけた。ジェームズ・キッドだ。ウィリアム・キッドの息子を名乗る青年風の海賊。海賊共和国の創立者の一人だが、距離を置く。実はアサシン教団に所属しており、アー・タバイを師とする。また、実は女であり、本名はメアリ・リードという。意外に美人なんだ。
いずれ、妾ぐらいにはしてやろうかな。
とはいえ、今はジェームズ・キッドとして顔通しだけでもしておこうか。
俺は、乗組員のうち腕のたつ奴らを何人か連れて船を降りた。アルヴェールは例の如く酔いつぶれていたので、
操舵手のベテラン水夫に指示を出して、アルヴェールを叩き起こして置くように指示を出す。
「やぁ。」
「ん?あんた、あの船の船長かい?」
「あぁ。エドワード・バルバトスという。」
俺が握手のため、手を出すと彼は握手を断ってきた。
「ジェームズ・キッドだ。ただ、握手はやめておく。主義に反するんだ。」
普通に見れば、めちゃくちゃ無礼だ。単純に考えれば、
彼は完全に格下。うちの乗組員たちは半ギレだ。
「主義か。それはアサシン教団としてのものかい?それとも、海賊としてかな?」
俺の言葉に明らかに動揺した様子だった。まぁ当然か。
初対面の相手があなたはアサシンですよね。なんて言われたら驚いて当然だ。
「何を言いたいのかわからないな。」
キッドは俺たちをおいていくようにその場を離れようとした。
「…メアリ・リード」
「何?」
「メアリ・リードって言ったんだよ。お前はそもそも女だ。女のお前がどうして海賊なんてやってる。」
「何を言いたいのかわからんな。女に飢えてるのなら、娼館に行ったらどうだ?」
「…まぁ、そういうことにしておこう。」
俺は船に戻ることにした。とりあえず、楔は撃ち込んだ。あとはじっくりとやっていけば良い。
俺は歩いて船に戻ろうと思った。
が、なにか胸騒ぎがして彼女のアドバイス通りに
娼館に行ってみることにした。