第九話 緊急事態発生?
皆様おひさしぶりです。
農夫達に何か問題がおきたようですね。
どうせ最後には私に泣きついてくるのは
目に見えているのですけどね。
ゆっくり眺めながら、待つとしましょう。
農夫1「なんか、物凄く久々な気がするな…」
農夫2「よう相棒!久しぶりだな!元気だったか?」
農夫1「いや、昨日も会っただろ…会ったよな?」
農夫2「え?どうした相棒。」
農夫1「だって、昨日会ったのに久しぶりって…」
農夫2「昨日の事なんて忘れちまったよ(笑)」
農夫1「じゃぁ、なんで久しぶりなんて言ったんだ?」
農夫2「あれ?そういや何で久しぶりって思ったんだろ…」
農夫1「俺もなんか、凄く久しぶりな気がしてるんだが…」
農夫2「二人ともそう思ってるのなら、久々なんじゃねぇか?」
農夫1「いや、そんなはずは無い!昨日も一昨日も俺はお前と会ってる!」
農夫2「でも、凄く久々な気がするんだぞ?それはどう説明するんだ?」
農夫1「これは、主神のみぞ知るってやつだな!」
農夫2「そうやって全部主神のせいにするの、悪い癖だぞ?」
農夫1「いや、大抵の事は主神のせいだ!」
農夫2「相棒…疲れてるのか?」
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農夫2「そういや例の人組が居ただろ?」
農夫1「ああ、居たな。最近見ないけど、あいつら元気なのか?」
農夫2「あぁ、うんまぁ元気だぞ。」
農夫1「なに慌ててるんだよ。」
農夫2「いや、まぁそれは良いんだけどな。んで、あいつら最近困った事になったみたいだぞ。」
農夫1「農業に関係する事か?」
農夫2「全く関係ない。」
農夫1「じゃぁほっとけよ。」
農夫2「随分冷たいなぁ」
農夫1「新しい作物になる植物を見つけたとかでないなら、興味なし。」
農夫2「そう言わず、ちょっと話を聞いてくれよ。」
農夫1「随分あいつらに肩入れするな。何があった?」
農夫2「それが、もう本当に大変な事になってるんだよ!」
農夫1「じゃぁ、今度ここに来た時にでも話を聞いてやるよ。」
農夫2「あっ、そっか。それでも良いのか。」
農夫1「だろ?あいつら四人組に何かあったとしても、気にする事じゃ無いんだよ。」
農夫2「そうだったな。まぁあの旅人と顔を合わせても問題は無いよな。」
農夫1「何!かち合ったのか!?」
農夫2「いや、すれ違った時にお互い違和感を感じた程度だよ。」
農夫1「一大事じゃねぇか!」
農夫2「そうなのか?」
農夫1「そりゃそうだ!それは大変な事になっちまったな…」
農夫2「いやでも四人組は大丈夫なんだろ?」
農夫1「四人組はな。」
農夫2「旅人の方がまずいのか?」
農夫1「そうだな。あいつには余り酷い目にあって欲しくないな。」
農夫2「どうして?」
農夫1「あいつは農業を愛してるからだ!」
農夫2「ああ、確かにそうだったな。」
農夫1「あいつの農業愛は本物だ。」
農夫2「そっかぁ、相棒はそっちかぁ。」
農夫1「なるほど、お前が慌ててる意味がやっとわかったよ。」
農夫2「なんか違う意味で伝わってそうだけどな。」
農夫1「でも。そうなると何か策を考えないと。」
農夫2「そうなんだよ。なんとかしないと駄目な気がするんだよ」
農夫1「農業を愛するあいつを失うのは、世界の損失だ!」
農夫2「ああ…うん。相棒はそう言うよな」
農夫1「それに非常に面倒な事になる!」
農夫2「面倒?」
農夫1「あいつは故郷の食料事情を解決する事が夢なんだよ。」
農夫2「随分詳しいな。」
農夫1「この間ちょっと酒場で知り合ってな。」
農夫2「偶然に?」
農夫1「偶然だ。」
農夫2「ふーん…」
農夫1「…」
農夫2「なんだよ。」
農夫1「信じろよ。」
農夫2「はいはい。しんじてますよー」
農夫1「あいつに何かっあたら、せっかく伝えた農業の技術が失われてしまう!」
農夫2「そこは別にいいだろ?」
農夫1「駄目なんだよ!次も農業を愛するとは限らないじゃないか!」
農夫2「でも、四人組が大丈夫なら何とでもなるだろ?」
農夫1「農業が広まらないじゃないか!」
農夫2「ホント相棒のその熱意は何処から来るんだ?」
農夫1「どこからでもいいだろ!それよりも、ちょっと真剣に考えないと取り返しがつかない…」
農夫2「いや、ちょっとは四人組の事も考えてくれよ。」
農夫1「くそ!こんなへんぴな所に住んでる事が、こんな歯がゆいなんて!」
農夫2「今同じ村に滞在してるしな。」
農夫1「何!同じ村だと!」
農夫2「そうなんだよ。ますます何か起きそうだろ?」
農夫1「ああ!どうしたら良いんだ!時間が無さすぎる!」
農夫2「なぁ、こうなったらよぉ」
農夫1「まて、それだけは駄目だ!」
農夫2「でも、それしかないと思ってよ。」
農夫1「それで相談にでも来たのか?」
農夫2「まぁな。相棒絶対嫌がるだろうしさ。」
農夫1「そりゃそうだ!こんな所に住んでるのだって、あいつのせいだぞ!」
農夫2「まえに自分で選んだって言ったじゃん…」
農夫1「でも確かにどうにかなる前に解決するには、それしかないか…」
農夫2「だろ?」
農夫1「じゃぁ、久しぶりに行くか…神殿」
農夫2「じゃぁ準備して来いよ。」
農夫1「くそ!あえて汚い格好して行ってやる!」




