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傍観者

作者: くるがや

傍観者でありたいと、願っている。

何もしない存在、

誰にも影響しない存在、

誰も傷つけず、誰からも傷つけられない、

そんな存在。

立つ鳥跡を濁さず、と言う様に

この世に生きた痕跡を

なるだけ残さず、逝きたい。


根底にあるのは臆病だろうか。

傷つけるのと、傷つけられるのと、それが怖い。

人と関わって、

どうしようもないほど、

自分が制御できなくなるほど、

深く想ってしまったら。

自分の無防備な心を相手にさらけ出して、

修復できなくなるまで、傷ついて、

痛みに耐えて、涙を堪えることが、

ないように。


深く関係しなければ、

どちらにとっても、どうでもいい存在同士なら、

どんな言葉も、心の上をつるつる滑って

やり過ごせる。


傷つけず、

傷つかない、

傍観者でありたいと、

願っている。


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