第三章 桃太郎の話ですが何か
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
桃太郎「えでは桃太郎」
女「桃太郎ですか桃太郎がどうしたんです
か」
桃太郎「桃が無ければただの太郎」
女「桃が無ければただの太郎ですかってん
ん桃太郎桃が無ければただの太郎。ええー
あのいったいいったい何が言いたいんです
か犬さんはわかりますかどうですか」
犬さん「えー私ですか私は私は期待しても
らったのですが私にもわかりません」
女「そうですか犬さんがそうおっしゃって
いるなら常人の私には理解不能ですね」
桃太郎「すすいません頭に出て来たので言
ってしまいました」
女「まさかまさかですが名言だとか思って
いませんよね。あちょっとそこメモは取ら
なくていいですよ」
犬さんは思いました。
何か何かメモを取ってる人が多いな。私も
何か言うべきなんだろうか。
桃太郎「そそんなことはありません」
女「そうですかでは真面目にお願いします」
桃太郎は思いました。
まさか場を和ませるつもりがこんなことに
なるとは。
犬さんは思いました。
そそういえばこういう人だったなこの人は
残念な人だった。
桃太郎「僕が鬼ヶ島に行く途中ですが声を
かけられました」
女「声をかけられたんですかそちらからか
けたんじゃないんですか?」
桃太郎「いえ犬の方からです」
女「では犬さんにお聞きします。それであ
ってますかここでは真実を言ってください」
犬さん「声をかけたのは私からですね」
女「そうなんですかわかりました。どうや
ら犬さんが声をかけたのは間違いないみた
いですね。では桃太郎あなたはどんな風に
声をかけられたんですか」
桃太郎「腰につけた黍団子を一つください
と言われました」
女「そうですか犬さんそれで間違いありま
せんか」
犬さん「はいたしかにそう言いました」
女「そうですかではそれに対してあなたは
どう答えたんですか」
桃太郎「鬼退治について来るならあげまし
ょうと言いました」
女「なるほどでは犬さんあってますかそれ
で」
犬さん「はいあってます」
女「なるほどここで雇用関係が生まれたん
ですね」
桃太郎「こ雇用関係ですか」
女「そうですよでも」
桃太郎「でも?」
女「黍団子一つで鬼退治ってブラック企業
ですね」
桃太郎「ブブラック企業ですかいやでも向
こうから言って来たのにそれはないんじゃ
ないかと」
女「そうですねたしかにブラック企業はい
いすぎかも知れませんね。ではそのことに
ついて犬さんに聞きたいと思います」
犬さん「え私私に何が聞きたいんですか」
女「犬さんは黍団子一つで本当によかった
んですかどうですか」
犬さん「えそれはたしかに一つと言いまし
たがまさか本当に一つしかもらえないかと
あ」
女「大丈夫ですよここでは思ったことをそ
のまま言ってもらって私もね話を聞いた時
に思ったんですよおかしいとやっぱりそう
だったんですね」
桃太郎「え」
桃太郎は思いました。
何んだこの展開は非常にまずいのではない
だろうか。