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第69話 誰かの声

 すみません、完全にスランプと忙しさとストレスと仕事でのイラつきで書くのがつらくて短くなってしまいました。

 「はぁはぁはぁ」


 ずっと走り続けていた俺であるがようやく冷静さを取り戻した。

 財宝が欲しいとずっと考え続けていたため理性がなくなっていた。でも、走り疲れたことで冷静さを取り戻した。

 しかし、この地下はどれだけ広かったのだろうか。

 よくわからないぐらい広かった。

 そして、ここはどこだ?

 ずっとまっすぐに走り続けていただろうことは分かる。途中に分岐のようなものがあった覚えはない。

 まっすぐ戻ればみんなと合流することができるだろう。

 しかし、まだ先が続いていることは分かる。


 「カズユキー」


 後方で俺のことを呼んでいる声がした。

 ユエの声だろう。


 「カズユキー」


 ミスティルも俺のことを呼んでいた。

 やはり走り続けていたのだろう。遠くに行ってしまってみんなが大声で探しているということが分かった。早くみんなの元へ帰った方がいいだろうか。後ろの方を見るが暗くて戻る気にもならない。


 「タ、タスゲテ、タスケテ」


 「ひぃ」


 後ろを振り返った直後謎の声が聞こえた。

 タスケテと呼んでいた。

 お化けか? お化けなのか?

 俺は周りを見渡す。おそるおそる。しかし、周りは暗くてよく分からなかった。長いこと黒い場所にいるので目がなじんだものだと思ったがそれでも暗い場所はよく見えない。


 「だ、誰かいるのか?」


 俺は声のする方におそるおそる声をかける。


 「ダ、ダレダ?」


 「ひぃぃぃぃ」


 返事がした。

 お化けだ。

 何かがいる。

 俺は恐れおののいた。

 絶対にここに何かがいる。


 「誰だ?」


 俺は声のする方にまた声をかける。


 「ダレガイル」


 この家には何かが取り憑いている。

 それだけがわかった。

 だが、この声……どこかで?

 俺は声のする方におそるおそる近づいてみることにする。

 すると、そこにいたのは……

 まさかの人物であったのだ。

 そう、俺の知っているある人物がこの場所にいたのだった。

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