第62話 革命本番
大変久しぶりの更新です。
ついに国王への反乱が始まった。
1回きりの作戦だ。
失敗は許されない。
何としても俺達はあのクソ国王を打倒しないといけない。
俺の復讐がまさかこんな大きなことになるとは思ってもいなかった。
政治家として倒そうと考えた。
実際、今俺はメッテルニセらに政治について教えているから政治家であると言っても過言ではない。だが、考えていた展開とは大きく異なってしまったが国王を倒せるならどんな手段でもどんな手でもいい。
「いくぞおおおおおおおおおおおおおお」
他の領主らと俺らは反乱のタイミングを合わせた。
そして、一斉に待ち合わせの王国内第二の都市ヴァイデンを目指して進軍する。
「メッテルニセ、軍の状況はどうだ」
「ああ、兄上。わが軍に次々と民衆が参加している」
「そうか」
王族の2人、メッテルニセとミスリードルが軍の状況について確認をしている。その話の一部が聞こえてきたが実際にその会話の通りであった。俺らの軍に進軍先の村々から人が入ってくる。
「俺を入れてくれ」
「あの国王は許さない」
「税ばっかしかけやがって」
民衆も同じであった。
あのクソ国王のやり方が気に入っていなかった。
俺1人の復讐だと勝手に思っていた。
しかし、国王は俺だけでなく多くの人の恨みを買っていたのだ。
「カズユキ、これならいけそうだね」
ユエが言う。
「ああ、俺の世界でも民衆を敵に回した国王というのは革命で倒される運命であった。あのクソ国王も俺らの世界のルイ16世、チャールズ1世のような末路にしてやる」
俺は息巻く。
「ルイ16世、チャールズ1世って誰?」
俺の言った人物にミスティルが誰ですかと言う。
「ああ、俺の世界における悪政を強いた結果民衆が革命を起こし処刑された国王たちの名前だ。俺はその国王らと同じような末路にあのクソ国王を刻んでやる」
俺は、向こうの世界での出来事を過去を歴史の勉強をして知っている。
この世界であの歴史を再現してみせたい。
「じゃあ、カズユキはあの国王をそのような末路に追い詰めないとね」
「うん、私達も協力するよ」
ユエとミスティルの2人は言う。
「私達もするからね」
「ああ、ユエとミスティルができない部分は任せて」
ミリーそしてルミエの2人も俺に協力をすると言ってくれる。
「みんな、ありがとう」
俺は感慨深く思えた。
さあ、そろそろヴァイデンにたどり着く。
「こっからが革命の本番だあああああああああ」
「「「「おおおおおおおおおおおお」」」」
俺らの戦いの幕が開けた。




