零の太刀 妖刀
時は江戸。徳川幕府が力を持っていた時代
尊王派と攘夷派が争っていた時のこと
人間達が住む世界、人界の他にもう一つの世界があった
人界の裏側に位置するといわれいてる、妖が住む世界、『妖界』
そこには、人間よりも遥かな力を持った『鬼』が住んでいた
その全ての鬼を統治する者、『閻魔』は自らが住む妖界から人界の侵攻を目論む。
侵攻してきた鬼は人界に生きる人間を襲い、食らい、人間達の生活を脅かしていた
人間達は鬼に抵抗した。しかし鬼の力の前に成す術なく倒れる人間達
鬼により、日本は終焉を迎えようとしていた
その時、鬼を打ち滅ぼさんとする侍が現る。侍は自らの刀と、その頃貴重品であった鉄砲を用い、そして超越した運動能力を駆使し、鬼を退け、閻魔に挑む。しかし閻魔の力は強大にして最凶。侍はたちまち満身創痍となる。しかし侍は刀を構え、閻魔の心臓を狙う。ところが閻魔の心臓まで後一歩及ばず、閻魔の鋭利な爪が侍を貫く。侍は最後の力を振り絞り、閻魔の心臓に向けて刀を投げる。
閻魔の心臓に、刀が突き刺さり、血が吹き出す
侍は閻魔を道連れにして息絶えた
次の瞬間、閻魔の心臓に突き刺さった刀は、閻魔の血に含まれた力を吸収する
そして刀は鬼の王の妖力を極限にまで吸い上げ妖刀と化す
妖刀はかつての侍の家に伝わる家宝として大変重要に保管され続け
そして現代に至る・・・