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位置についてヨーイドン!

なんて清々しい風かしら

まるで天国から吹いてくるみたい


柔らかくて やさしくて

卒業パーティに出かける日のように

軽やかなリズムが身体中を刻む


忘れられない一瞬になりそうよ

思いきり羽を伸ばして楽しむの


大きく深呼吸したら

わたし走り出すわね


あなたに向かって全速力で

いい?

位置について


そうよ

あなたが火をつけた

あなたが火をつけたのよ


よーい

ドン!



木漏れ日の下

あなたとキスしたいベンチ

黄色い可愛いベンチ


プラタナスの木陰から

リスたちに覗かれながら

あなたの暖かい手がわたしに触れる


爽やかな風の香り

目を閉じて息をとめて


まるで稲妻のような

あなたの瞳


わたしを捕まえて離さない

あなたに向かって全速力で

走っていきそうな

この気持ち


止めることはできない

そうよ

だれにも


誰にも止めることなんて

できないの


風よ

この思いを運んでちょうだい

約束の虹の彼方まで


わたし白い雲にのって

あなたの町までひとっ飛びよ



キスをして

抱きしめて

そして離さないで



なんて清々しい風かしら

まるで天国から吹いてくるみたい


柔らかくて やさしくて

卒業パーティに出かける日のように

軽やかなリズムが身体中を刻む


忘れられない一瞬になりそうよ

思いきり羽を伸ばして楽しむの


大きく深呼吸したら

わたし走り出すわね


あなたに向かって全速力で

いい?

位置について


そうよ

あなたが火をつけた

あなたが私に火をつけたのよ


よーい

ドン!


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