ポスト・イット
ポスト・イット!
外は凍えるような寒さ
ああ だけどここは暖かい
薪ストーブが煌々と燃えているから
あなたといる時間
蕩けるような冬の時間
コンロの上にはグツグツ煮込みが乗っかってるの
あなたはさっきから
怪しい目で私を見てる
真っ赤にラッピングされた私の身体
唇 瞳 それから耳朶
クルクルの巻毛 痩せた首筋
肉付きの良い…
ああ それは言わせないで
ポスト・イット
裸ん坊のあなたはソファーの上
新聞広告を読む振りをして
チラチラ私を覗き見
今夜はどこから攻めようか
そんな事を考えているのね
窓を見てよ すっかり凍ってる
舗道を歩く人の息は真っ白
ああ でもここは暖かい
薪ストーブが煌々と燃えているから
私はお姫様気取り
スパークリングワイン片手に
さっきから私の目はあなたの股間に注がれたまま
あなたがどんな思いで
今夜何を待っているか私にはわかる
真っ赤にラッピングされた私の身体
胸の谷間 レースの下の膨らみ
キラキラ光るラメ
丸みを帯びた…
ああ それは言わせないで
ポスト・イット
裸ん坊のあなたはソファーの上
小さな下着一枚でワインのコルクを抜く
キュッキュッキュッ…
勢いよくコルクが飛んでいくわ
眼が覚めるような冬の夜
こんな寒い冬の夜はお風呂に限る
ジャグジーに熱々のお湯を張って
ボコボコ ブクブク
あなたと私
寄り添って仲良く
ボコボコ ブクブクするのよ
Xmasはもうすぐそこ
でもそんなの関係ない
二人はいつだってお祝いをしてるわ
私はお姫様気取りでスパークリングワイン片手に
あなたの視線を感じてる
ああ 真っ赤にラッピングされた私の身体
裸ん坊のあなたはさっきから私をチェックしてる
頭の中でずっと考えてる事は一緒
ポスト・イット
今夜はどこから攻めようかなんて
唇 瞳 それから耳朶
クルクルの巻毛 痩せた首筋
肉付きの良い…
ああ それは言わせないで
ポスト・イット




