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Halloween party
少しだけ風が冷たい
アスファルトの向こう
頼りなく朝もやが揺れる
夜明け前の
不確かで曖昧な刹那は
紐が切れた風船みたいで
ワイシャツに付いた巻き毛
カフェオレ色の
そっとポケットにしまった
合わせ鏡の二人
見つけたもう一つの欠片
貴方が私で 私が貴方で
カボチャの馬車に乗ってく
身体の芯までギュッて熱くなる
ぎこちなさも新鮮な
an anniversary
何色にも染まらない
二人なら なおさら
とどまる事のない
Halloween partyが
今 始まる…




