白い鳩
そっと
優しさを運ぶ
あの白い鳩になりたい
だれもが自由に
大空を舞う
そんな未来
手に手をとって
みんな仲良く
微笑んでるの
争いもケンカもない
怒りや憎しみも
なにもない
森の中を
吹き抜ける
爽やかな風のように
木洩れ陽の下
すやすや眠る
小さな赤ちゃんのように
わたしは求め
そして失うだろう
けれど
決して振り向きはしない
絶望の果てに
希望の光りが差す
いつか
その幻が
たしかな現実に変わるまで
あきらめはしない
わたし達の背負ったものは
簡単じゃない
みんなきっと
いろんな憤りや矛盾を
抱えてるんだ
他人には到底理解できない
辛い思い
自分が耐えきらなければいけないものを
耐えられなかった負債
人は自分の人生の中で
かならず因果をもつ
原因と結果
それがいつ
あらわれるかはわからない
だけど掘った穴は
いずれ埋めなければならない
積んだ徳はいつか実る
だれが穴を埋めるか
誰に徳が実るか
自分にか 子供にか 孫にか
気づいたら必ず整理できるはず
気づいたら
また歩いていける
掘った穴は埋めればいい
それだけのこと
もしも
わたしに力がなくても
わたし以外の誰かが
それが誰かはわかんないけど
本当に祈ってくれる人がいる
あなたのために
だから大丈夫
何も
心配しないで
そう
なにも
なんにも
そっと
優しさを運ぶ
あの白い鳩になりたい
だれもが自由に
大空を舞う
そんな未来
手に手をとって
みんな仲良く
微笑んでるの
争いもケンカもない
怒りや憎しみも
なにもない
森の中を
吹き抜ける
爽やかな風のように
木洩れ陽の下
すやすや眠る
小さな赤ちゃんのように・・




