逃走1
音がなった方へ行くと、入り口のガラスのドアが割れているのと人が1人倒れてるのが見えた。
「ううっ…」
倒れている人が呻き声をあげて、痛みに顔を歪ませている。
「大丈夫ですか⁉︎」
と店員さんが声をかけている。割れたドアの向こうには少し大柄の男が立っている。ズボンは黒のスウェット、上は黒のジャンパーを羽織っていてネックウォーマーとニット帽で顔はよくわからない。ただ、唯一出ている目は、ギョロっとした大きい目で、殴り飛ばしたのか、投げ飛ばしたのかわからない被害者の人を見ている。
あやしい、あやしすぎる!つか怖っ!
こいつと喧嘩したら絶対に勝てないなと思っていると、男は一瞬匠たちを睨みつけ走り出した。
慌てている店員にやまだが
「これは骨には行ってませんね、たぶん打撲です。あ、背中を強打してるので刺激を与えないように。」
と指示する。親がスポーツ医学に携わっていることもあり、対処が早い。
「匠、ペイントボール持って追いかけろ!」
陸上部の僕の役目が来た。しかし、さっきのギョロ目がトラウマになりそうで正直ビビってる。
「はい、これ。」
ジョージがもう準備していた。さすが生徒会長。仕事が早い。もう行かざるおえない。
「ぶち当ててくる。」
僕は外に出て、20mほど先を走っているギョロ目に向かって走り出した。
いやぁ、すごい遅くなりました。大学に入って1年目だったので忙しいのと楽しいでなかなか更新が…笑
ゆっくりお付き合いください。
この逃走の部分はどんどん進みたいと思います。