いきなり嫁登場!?
初めまして
作者はこれが人生初小説です。暖かい目で見てやってください。
更新のスピードは亀より遅いです。それでも構わない方はお付きあい下さい。
まだまだ未熟者ですが精進致します。
むかしむかしあるところに彼女いない歴=年齢の青年がいました。
「あぁ〜どっかに願いが叶う石とか落ちてないかなぁ」
この男の現在の職業、狩人。無職にあらず。
「そうすればリリカルでマジカルな戦いが……ん?」
物音がするので見てみるとなんと美しい鶴が罠にかかっていました。
「仕方ねぇな」
小言を言いながらも男は罠を外してあげました。この男、困っている人などをほっとけないのです。なにその主人公気質。
「うるせぇ」
こりゃ失礼。
「これでよしっと。もう捕まんなよ」
鶴はなにか言いたそうでしたがそのまま飛びさってしまいました。なにか言いたそうって鶴喋れねーし。
「馬鹿かお前は」
馬鹿ぢゃねーし馬鹿って言うやt(ry
失礼しました。この時は知るよしもなかったのです。この行動があんなことになるなんて……。
一ヶ月後
「本当に行くのか?」
「はい。もう決めました」
「もう帰ってこれぬのだぞ」
「良いのです。私はあの方に恩を返さないと」
「そうか。では行くがよい」
「暇だ」
仕事しろ仕事。このニートが。
「ニートじゃありません。ハンターです」
狩人だろカッコつけんな。
「どっちだって変わんねーよ」
コンコン
珍しい誰か来たぞ。
「誰だろ?」
ガラガラ
「どちら様ですか?」
「あ、あの私つるといいます。あ、貴方の身の回りの世話をしにきました」
「は?」
なん…だと……。
「わ、私、家がもうないんです。だからここにおいてもらわないと……」
「いや、急にそんなこと言われても」
「ダメ、ですよねやっぱり。なにやってんだろ私。すみませんでした忘れて下さい」
そう言ってつるは帰ろうとした。が
「待て」
「はい?」
「良いぞおいてやる」
「本当ですか?」
「ああ」
「やったぁ」
つるは男に抱きついた。
「お、おい」
流石彼女いない歴=年齢。反応が初心だぜ。でもいいのかい?この子をおいても。
「仕方がないだろそれ以外良い考えが思い付かなかったんだ」
まっ良いか。所詮俺は傍観者だ。直接手は出せない。選択は君にしかできないんだから……。
「何か言ったか?」
なーーんにも。
「そういえば旦那様のお名前はなんというのですか?」
「俺の名前は……桜だ」
ぷっ、何その女の子っぽい名前。マヂウケる。
「黙れ死なすぞ」
おー怖。
「どうかなさいましたか?」
「なんでもない」
「ではこれからよろしくお願いします桜様」
ちょっと桜様だってよ。どうする?
「あぁよろしく。でもその呼び方はどうにかならないか?」
「どう、とおっしゃいますと?」
「いや、様は要らないから」
「しかし桜様は私の旦那様ですから」
「そう、それもだ。旦那様って何なんだ?」
「そのままの意味です。貴方様は私の旦那様です」
「って事はつるは俺の嫁ってことか?」
「はい」
やったじゃん。彼女いない歴=年齢だったのにいきなり嫁ができちゃったよ。
「……いいのか?俺なんかに嫁いで」
「私がお慕いしているのは貴方様だけですから」
「そうか。なら尚更様は要らない。呼びやすい呼び方でいいぞ」
「では、このままで。この呼び方が一番呼びやすいですから」
「そこまで言うならもう何も言わん」
「では、今度こそよろしくお願いします桜様」
「よろしく、つる」
これにて一件落着。
「ところで桜様」
「ん?」
「先程から聞こえるこの声はなんでしょうか?」
「聞こえてたのか、つる」
「はい」
「おいどうなってんだ」
さーね。俺も知らないよ。
「まぁ気にすんな」
「桜様がそう言うなら」
どうでしたか?鶴の恩返し。駄文でスミマセン。
誤字脱字等がありましたらご報告しつ下さい。
それではまた次回お会いしましょう。