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あーくんの1日 4話

作者: あーくん

楽しんで読んでくださいだお


キーンコーンカーンコーン

やっと退屈な4限目の授業が終わった。

よし、次は楽しい昼メシタイムだ。

今日は、弁当に大好物のハンバーグを入れたと聞いたんだった。

ちょー楽しみ

じゅるじゅる

今にもヨダレが出てきそうだ。

わくわくしながらバッグをとりに行こうとすると、邪魔が入った。


「あーくん!!」

明るくてよく通る声。

声を聞いただけでリカの声だとわかった。

「なに?」

「この問題どうやって解けばいいの?」

リカが指さした問題は、簡単な二次関数の問題だった。

これは、数学が苦手な僕でもわかる。

「解の公式を使えばいいよ」

「解の公式?なにそれ初めて聞いた」

この前習ったばっかだろというツッコミはあえて言わないでおくことにした。

「とりあえず、教科書開けばわかるから、教科書見て」

そう言って、その場を後にしようとした。 

その時だった。


「私ね、悩んでることがあるの」

リカに悩み?

いつも元気で明るいリカに悩みがあるのか。

気になる。

「どんな悩み?」

「実はね。5限目で使う英語の教科書忘れたの」

そんな悩みかよ。

「じゃあ、隣のクラスのヤツから借りてくれば?」

「やだ。あーくんのがいい」

それは困る。

ていうか何で僕のがいいんだ。

意味わからん。


僕は適当に断り、しぶしぶ教室を出て行くリカを見届けた。

ふぅ。

やっと邪魔が消えた。

これで安心してメシ食える。

今日はハンバーグ入りの弁当。

じゅるじゅる。

またヨダレが出そうになる。

わくわくしながら、バッグを取りに行き、バッグのチャックを開けた。

しかし事件は起きた。

あれ?ない。

そこには弁当箱は入っていなかった。

しまった。家に置き忘れた。

今日も悲しい1日であった。

読んでくれてありがとうだお

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