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第八部、善財童子の旅

 善財童子は、可楽という国の功徳雲という僧をたずねる。

 善財童子は、阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい:最も優れた知恵)を起こす。

 海門という国で、大海の広大深淵なことを知る。

 海岸という国で、一切衆生の宿命を知り、一切衆生の未来を知り、一切衆生の現在を知る。

 次は南方という国へ行った。

 僧侶が結跏趺坐しているのを見た。

 善財童子は、阿耨多羅三藐三菩提(最も優れた知恵)を身に着けているのに、菩薩になるにはどうすればよいのかわからなかった。

 そのまま旅をして、釈尊の母である摩耶夫人に会ったり、弥勒菩薩に会ったりした。

 かなりどうでもよい旅であり、旅を終えた善財童子が特に何かを知りえたわけではなかった。

 善財童子の旅の終わりをもって、華厳経は終わる。



 最後に華厳経について。


 華厳経は方便の集大成である。

 華厳経は、利他的な人を利用する生き方を説いた経典である。

 華厳経は、万有は平等であり、仏も菩薩も衆生も平等であることを理解しないものは人生を利用されることを説いた経典である。

 華厳経は、おれの人生有数の笑えた書物であった。


 華厳経を読む前に抱いていた憶測では、華厳経には、大日如来や毘盧遮那仏について書いた経典であり、存在を荘厳する教えだと思っていたが、まったくそんなことはなかった。

 読む前には、華厳経には金剛界曼荼羅や胎蔵曼荼羅について書いてあると思っていたが、まったくそんなことは書いてなかった。

 読む前には、華厳経には法身、報身、応身について書かれた経典だと思っていたが、まったくそんなことは書いてなかった。

 読んで、仏典についての知識が少しでも普及すれば良いと思う。


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