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第三部、多くの菩薩が集まり、菩薩について語る
雲の上に多くの菩薩が集まった。
法慧菩薩がいう。
「大衆は、仏が目前に居ると思っているが、仏がいるのは妙勝殿の中であり姿は見えていない。」
一切慧菩薩がいう。
「衆生は、ずっと長いこと如来を拝んでいても、いまだに真実を見ない。妄想を以ていろいろな法則を思考している。」
勝慧菩薩、功徳慧菩薩、精進慧菩薩、善慧菩薩、智慧菩薩、真慧菩薩、無上慧菩薩が集まった。
堅固慧菩薩がいう。
「もし如来を拝み祭るなら、最大の利益を得るであろう。仏の名を聞いて歓喜するものは世の塔である。」
十菩薩が雲集で話し合った。
「菩薩(利他的な人)の心はどのようだろうか。」
「求道の心を起こし、真理を探究する。」
「慈愛の心を持つ。」
「衆生のことを理解できないことを知る。」
「そのような者は菩薩の道を進むだろう」
「初発心の菩薩は、あらゆる方便を知りたいと思い、求道心を起こした。」
「衆生の心を知りたいと思い、求道心を起こした。」
賢首は初発心の菩薩の心は気になっている。