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第一部、仏について語る

 万有は平等である。

 龍は過去の永遠から如来の法堂を荘厳してきた。

 ほとけは、地の神と座を同じくして、善根功徳を等しくした。

 仏は、樹の神、薬草の神、穀物の神、河の神、海の神、火の神、風の神、と座を同じくして、喜び、愛、恵、充実、愚痴、和合を得た。

 仏は、虚空の神、方位の神、夜の神、書の神と座を同じくした。

 これらのものはすべて、形のない平等の実在界に入っている。

 如来はいつも彼らの前に現れる。

 万有は寂滅無為であり、如来は嘘(方便)で教えを表し、万有の存在に根拠はない。

 如来は嘘(方便)を教えること比類がなく、教える妙法は限りなく、嘘(方便)をいうこと自由である。

 如来の嘘(方便)は無限であり、これを「妙法門」と名付く。

 如来は本当のことにひたりまくり(法身三昧)、その嘘を理解するのは難しすぎる。

 行いは理解し難いけど、さまざまな存在の法則を表現したことは、無上の「深法門」という。


「大慈悲は大衆を覆い、仏身は理解できないが、大衆と等しい体なのに、存在の法則に恵を与える」というのが第一の最も優れた嘘(方便)である。

「あらゆるものを救おうとして、ことごとく十方衆生の前に現れ、あらゆる世界の苦難を輪廻から除かれる」というのが第一の声に出すべき嘘(方便)である。

 釈尊の教えは平等に機能する。

 仏は、衆生を調伏して煩悩を鎮める。

 時代を護る者は、時の中でどれだけの命が生まれ死んでいくのかを見ている。


 仏は、たくさんの嘘(方便)を説き述べて、余すところがない。

 忍辱(にんにく。ひたすら耐える者)の嘘(方便)は清浄無垢である。

 仏は、兜率天からやって来て、民衆の望むようにほんの少しの教えを述べて、自分の根欲を満たす。


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