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笑茉 & past future   作者: 相原紗侑
3/5

笑茉の誤り

笑茉の目的はもはや変わろうとしていた。

「どうしても戦争をやめさせたい」

笑茉はそう思った。

何で人と人が殺しあうの?

なんで?

何度聞いても誰も答えてくれない。

どうしてなの?

笑茉は、どうしても理解できなかった。

なぜなのか?何度も考えて見るのだが、答えが見つからない。

それどころか、何度も尋ねる笑茉にみんなは知らん顔だった。

笑茉にはそれがなぜだかわからなかったけど、みんなが何かに怯えていることはわかった。














3030年。

時はロボットが世界を征服する時代。

もはや人間は必要ない。

ロボットは自分で自分たちの仲間を増やす。

それだけ人工知能が進化し続けた。

あまりにも進化し過ぎてしまった。

人間はもはやロボットを制御できなくなってしまったのだ。

人間は住むところを失い、20人ほどの群れで過ごしている。

人間に力はもうない。

人間に知識はもうない。

笑茉は知らなかった。

戦争はいつかは終わるということを。

今の小学生なら誰でも知っているはず。

この戦争は、太平洋戦争だということ。

今、笑茉がいるこの大地は焼け野原になるということ。

日本は負けるということ。

広島に原子爆弾が落とされるということ。

でも………でも…………………。

笑茉は…………………………知らなかった。




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