shiN taKara jimA
深夜になると、文字を書きたくなるのよ
朝日が出ると、全部消したくなるのよ
きみは知らなくていいことだよ
粒の粗いことばから、心の変化 感じるのよ
白い画面を通して、細い指が伝えるのよ
月が見てるよ、電話した夜には月が出てたか
星は寝てるよ、おさけに呑まれた赤い顔で
きみが 知らないことも
まだまだあるだろう、僕が知らないことも
いいよ 言わなくていいよ
ゆらゆらしたいんだ、指の求めるまま
あしたを語る唇から、きみの夢を感じたよ
赤い唇をなぞって、闇の奥 探るのよ
月が寝てるよ、纏ったものをひとつ脱ぐよ
星は見てるよ、少しだけ好きにさせてくれよ
朝が来たら まとめて消すのよ
あの顔も、心の闇も、この跡も、その指から