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完全なる予想外

更新が遅くなり、すみません。

次回の更新も遅くなると思います。



……あれから三日後…

俺の身柄はまだ拘束されている。

場所は城の地下牢である。


こんなにも長く拘束されることは梓にも予想外のことなんだろう。

なにしろ、前の街の出来事とは別件で拘束されているからだ。


……時間は初日まで遡る…

俺はおとなしく同行し、特に何事も問題は起こさなかった。

しかし、事情聴取でボロをだしてしまった。

それは…


「おい、そこの君名前は何て言うのかね?」


「竜導寺 彰です。」


「竜導寺 彰ね…」


真面目そうな警備の男はメモをとる。


「んで、彰くんの出身はどこなの?

この辺であまり聞かないファミリーネームだからさ気になって。」


こういうとき、大抵の異世界ものは、別な世界からやってきたといえば優遇されることのほうが多い。

こういう異世界に迷い込んできた人たちは特別な力を持っているからだ。


「実を言うと、この世界の出身じゃないんですよ。

こことは別な世界からやってきたんです。」


「真面目に答えたまえ!

ふざけてるのかね君。こっちは仕事なんだよ。

さっさと答えろ。」


真面目そうな男は強い口調になっていた。

こっちがからかってると思っているんだろう。


でも、こっちだって真面目だ。

説得するしかない。


「俺はいたって真面目です。

信じてください。

証拠に特別な力だって持ってますよ!」


「では、その力とやらをみせたまえ。」


ここで消滅の力をみせればいいんだろうが、

さすがにここで消滅の力を使う馬鹿はいない。

俺の眼のスキルは他人にわかりづらいし、透明化を使うか。


「じゃあ、みててください。

俺今から透明になってみせますから。」


俺は姿を消した。

透明化がちゃんと使えて一安心だ。

とりあえず、透明化をといていた。


「別にそんなもん数は少なけれどこの世界に昔からある。

現に昔ギルドに所属する契約者に透明化を使うものがいたと聞く。

まぁそのギルドは事件があって大変な目にあったとか。

とにかく、さっさと出身をいいたまえ。

そう難しいことはない。

それともいえないわけでもあるのかね?」


「そういうこともあると思いますが僕は異世界から来たんです。

信じてください!」


「…ちょっとまて、透明化の能力をもち、出身を言えない…

お前さては、スペルピナからのスパイだな。

あそこなら契約者や魔法使いがたくさんいる。

あの国め、自分たちからは攻め込まないといっときながら、こんなことをするなんて。

許しておけん。

お前がを今からスパイ容疑で拘束する。

なら、あの街もスペルピナの者たちがやったんなら納得がいく。」


おいおい、その話意味がわからねーよ。

勝手に話を飛躍しすぎだ。

これ下手したら戦争が起こるぞ。

俺のせいで戦争が起こるなんて…




……混乱が起こり、世界を支配しやすくなるな。

こっちにとって好都合じゃないか!

とりあえず、牢の中で梓からの報告があるまで待つとするか。


ただ捕まってるだけではないことを思い知らしめてやる。

チャンスはじきにやってくる。



それからまもなく俺は、兵士二人にに連れられ拷問部屋へと連れていかれた。

なにしろ俺はスパイ容疑なのだ、口をわらせるためだろう。

まぁ、俺は無実の冤罪なのだが…

だからスパイに関して、はく情報なんてない。

まぁあの街を破壊した犯人という重要な情報を知っているけどね。


おとなしくモナークを売ろうかな?(笑)

拷問されるのはやだし

司法取引ってやつ?

俺を見逃すかわりにやつをってか


まぁそんなもんする気はさらさらないけど。


となると、この場をしのげるのは俺の眼のスキルである強制服従ぐらいかな…

はぁ~、一般人に強制服従をかけるのは気がひけるなぁ

それに成功するかもわからないし。

まぁ、やるしかない!


「お前たちよ!

我の眼に従い、いつも行う拷問の時間ぐらいたった後、仕事を終えたと報告しろ。」


……ピカン……


「はい、わかりました。」


機械のような声で兵士二人は返事をした。

二人はおとなしくしているだけで何もしてこない。

どうやら発動したようだ。



二人が俺を騙している可能性もなくはないが、

何もしてこないなら別にこのままでいいだろう…

これで急場はしのげた。

もし次に別な人がきても、またスキルを使えばなんとかなるな。




………と、こんな調子が続いて現在に至る。

梓は俺のもとにいまだやってこない。

透明化のスキルがあるためバレずにこれるはずなんだが…

まぁ、気長に待つか。

読んでくださりありがとうございました。

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