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VS破壊者2

ブックマークをしてくださったかたありがとうございます。


俺たちはレーザーをかいくぐりながら破壊者にどんどん近づいていった。


それは俺のスキルと梓の素早さがあってのことだ


「梓右に全力!」


「はいっ!」

…シュン…


…ドゴゴゴ…


こんな感じに。

これを何度も何度も何度も繰り返した。

一見たいしたことないように見えるが実際はかなりの苦労をしている。

なんたって一歩間違えれば即死なんだから。


だが泣き言はいってらんない。

それでもやらなければいかないからだ。


…シュン…シュン…


「もう少しだ梓頑張れ。」


「はいっ、主様!」


そして、ようやく一発目を入れられる距離にきた。



だが俺たちは忘れていた。

おぶっていては梓はそちらに両手を回しており、手を使って攻撃できないことを。


梓はスキルやクラス的に基本一人で行動するタイプだ。

おぶっての行動なんて普段はありえないはずだ


それに梓はとっさの機転に弱い。

予想外のことには対処できない。

それは俺との戦いで証明済みだ。

知力の数字が意味をなしてなしていない。

運のステータスが低いせいなのか?

運のステータスって重要過ぎるだろ。


しかも、スキルが破壊者とは相性が悪い。

透明になったり、気配を消したところで破壊者がむやみやたらにレーザーをブッパなしてきては意味をなさない。


このままではヤバい。

梓が足を使って攻撃すれば、回避がおろそかになり、反撃をくらう。


それを梓が蹴りの動作に入り片足をあげたところでようやく俺は気がついた。


「梓、それはまずい!」


破壊者はレーザーの用意をしていた。


梓を頼るのは無理。

ならば俺がやるしかない!

でもどうやって?


「よくここまでこれたな!?

でも詰めが甘かったな。

これでおさらばだ!」


あいつのレーザーがじきにやってくる。

一か八か俺の眼にかけるしかない。

まだ未知数の俺の眼ならなんとかなるかもしれない。


「我が眼よ。我を守りたまえ!」


……ドゴゴ、ピカン…


眼の光とともにレーザーは消えた

梓はそのまま

「梓9連撃!!」

といって、蹴りのコンボにつなげた。

それもかなり高速で


「梓、そいつを拘束しろ!」


「はい、主様!」


すると、梓はどこからか物騒な拷問具を出してきて、男は一瞬で拷問具にかけられていた。


「ちょっ、梓お前そんなものをどこから出してきたんだよ」


「まぁ、それは気にしないでください。(テヘッ)」


いやいや、そこめっちゃ気になる所だよ。

悪魔に対する憎しみは不可能を可能にしてしまうものなのか?

っていうか、あれなら俺いなくても普通に勝てただろ。

何が俺がいないと天文学的な確率だ!


「主様、ちなみにこの拷問具にかけられたものはスキルが使えなくなるので、あいつのレーザーはきませんよ。」


「そんな便利なもんあったら、絶対俺必要なかったよな!?」


「それは気分の問題ですよ。気分!

だって、何のご褒美もなしに死と隣り合わせって嫌に決まってるじゃないですか!」


「………そうか。

んで、そこの悪魔俺と契約する気はあるか?」


「オレはいつでも契約してやるぜ。

そのかわりこの世のすべての人間と人間が作った物を破壊させてもらうけどな。」


「そうか…

おーい梓、そいつの指一本折っちゃって!」


「はい、主様(ニコッ)

…ボキッ…


悪魔に対する梓こえーよ。


「んで、悪魔無条件で俺と契約する気はあるか?

ないならこのまま一本ずつ指を折っていくぞ?」


「そんな条件でオレが契約するとでも?」


「梓もう一本頼む。」


…ボキッ


「もう一度聞く。

無条件で俺と契約する気はないか?」


「そんなもんねぇーに決まってんだろう!」


「梓、次三本いっきに折っちゃって。」


「ちょっ、お前一本ずつって…」


…ボキッ、ボキッ、ボキッ…


「てめーら、約束が違うじゃないか(泣)

てめーらのほうがよっぽど悪魔らしいじゃないか!」


……ボキッ、ボキッ、ボキッ、ボキッ、ボキッ…


あーあやっちゃったよ。梓に悪魔は禁句だよ。

自分が嫌いな物と一緒にされちゃあーなるわ。

まぁ、その発言は否定できないのは事実だけど…

にしても、ずいぶん耐えるな。

スキル忍耐がここまでとは…


「梓、ダメじゃないか。

もう折る指がないじゃないか。

じゃあ、こうなったらこれが最後だな。

男といえばあれだけど覚悟はいいよな?」


「ムッ…無条件で契約させてください。

それだけは勘弁してください。」


「ならよかった。

早めにそういってくれたらここまでしなくてよかったのに。」


「そうですね。だからあれだけは勘弁してください。

んじゃ契約の儀式をさせてください。」


「契約の儀式?

梓のときはそんなもの必要なかったぞ。」


「それは私から説明させてください。

契約の儀式とはあってもなくてもいいものなのですが、

悪魔はどうやら形式を重んじるようです。

なのでそういったものが今は必要なようです。」


「そうか、

んで、悪魔よ!

契約の儀式とはどうするんだ?」


「お互いに名を名乗り、主従の誓いを行うだけでございます。」


「わかった。

我はそなたの主、竜導寺 彰である。

今ここに、お前を俺の部下とする。」


「我はムスプルヘイム・インモナカ・アンリ・デスモナークでございます。

主、竜導寺 彰に生涯お仕えすることを誓います。」


…テテンテン、テンテン…テッテテテーン…

レベルアップ

竜導寺 彰のステータス情報更新


竜導寺 彰

レベル54

体力:8140

魔力:999999999999

知力:126

筋力:2350

素早さ…580

運:999

スキル:眼、透明化、気配遮断、危険察知、短刀使い、消滅、カリスマ、忍耐


「これで終わったのか?

それにしてもお前の名前長すぎるな。」


「はい、これで契約完了でございます。

私のことはモナークとお呼びください。」


「そうする。では、いくぞモナーク。

俺はいずれは世界を支配するもの竜導寺 彰。

その第二の部下モナークよ。

俺にずっとついてこい。」

読んでくださりありがとうございました。

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