表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/16

合流

更新遅くなりお詫び申し上げます。

修行始めてから一週間ぐらいはたったと思う。正確な日数は洞窟の中のためわからず、体感時間からしかわからず修行に無我夢中で挑んだためまったくあてにならないが…。梓なら詳しい時間がわかるみたいなんだけど。それと飯の内容は聞かないでくれ…。ひとつだけ言うならば空腹が料理の最高のスパイスとはよく言ったものだ。どんな物でも腹が空いていれば食べれるものだ。修行の成果が現れはじめ梓から教えられたことは一通り身についてきた。

「これでやっとマシになったきた程度ですね。」


ずいぶんと辛口な意見が飛んできたが空耳だと思うことにしよう。


……ズドンッ…


なんだか見覚えのあるレーザーが俺の真横を通り抜けた。


「…って危ねー!

……ゴホン、貴様は何者だ?」


いやわかっているけど、見覚えのあるレーザーが横を通り抜けたからあいつだってわかってるけどこういうのやってみたかったし。


「オレだよオレ。オレだってば。」


何そのオレオレ詐欺みたいな言い方は?詐欺って簡単に儲かりそうだけど実際はそんなことないんだかんな。リスクに比べたら収入が低すぎて真面目に働いた方儲かるし。俺的に割に合わない仕事ランキング、トップ10にははいるかんな。まだ学生で仕事したことはないんだけど…。


「モナークだ。遅くなって悪かったな。ったくここは道が入り組んでいて全然お前のところまでたどり着けやしなかったぜ。」


なんだかいつもより口調が荒いな。最低限の敬意は感じられるが…。ここまでにくるのによほど苦労したんだろう。


「それでさっきのレーザーはどういうことだ?」


「あぁ、それかぁ?道に迷ったのでショートカットしてきた。うざったいことにお前の居場所は伝わってくるもんでなっー。」 


「なにそれ?お前のスキルは迷路壊し(レーザー)ってか?ここ仮にも神殿なんだからそんな真似は控えとけよ。神様が怒ってここから出られなかったらどうするんだよ?」


「それなら大丈夫だ!ちゃんと許可は取った。」


「ほうほう、貴様は神に会ったというのか?」


「いや、違うそうじゃない。こうビビっと頭の中に直接伝わってくるような感じで『オッホホ、御主はここをどこだと思っておる?ずいぶんと失礼な真似をするではないかのう。しかし、まぁ儂も退屈しとった所じゃ。面白いから特別に許すとしよう。そのかわりここの神殿に入る他の二人も連れて儂のとこに来い。なにぶん儂は暇過ぎての…。とにかく儂のとこに来るまではこの神殿からださん。』って言われた。」


「それはまた面倒であるな……って神殿壊したの事後承諾じゃねーか!そういうのは許可されたって言わねーんだよ。それと神殿壊されても許す神は神でおかしいだろ。自分の居場所だろここ。神ってもんはこう…威厳に満ちたものであるべきだろ!」


「そんなことはどうでもいいので主様早くその神のもとへ参りましょう。モナークと合流した今すぐに行動に移すべきです。」


「そうか、ではそうしよう。モナークよマップを出すがいい。この神殿に長時間いたんだろ?マップぐらい作っているよなぁ?」


「…いやー…言いづらいことなんだがそれがないんだ。」


「どうしてだ?ならば貴様は今まで何をしていたんだ?」


「それを聞くかい?迷子だ!いやー最初の方は丁寧に仕事してたつもりなんだけどよー。できあがったのはおかしなマップでな、あーこれは意味ないパターンのやつだってなって、ひたすら勘を頼りにこの神殿の主を探してた。そんで探してる間に主殿がこの神殿に入ってきたのを感じて居場所は契約してるからわかるから合流しようとしたけど、いつまでも辿り着けないからオレのスキルでショートカットしてきた。」


「そうか、ご苦労であった。しかし、みだりにお前のスキルを使うでないぞ。」


「わかったよ、主殿。」


モナークの心労はわかるが、今後のことを考えると忠告せずにはいられなかった。そして、俺たちは神のもとへと向かった。

読んでくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ